出版社内容情報
高校生の娘が誘拐された。サラリーマンの父は娘を救うため失踪した妻を追うが…。第17回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
内容説明
「娘は預かった」高校生の娘を誘拐した犯人は父親・岡田亨に電話でそう告げた。犯人の要求は二千万円の身代金を娘の母親に持って来させること。猶予は約一週間。だが、日系ブラジル人の母は、日本での交通事故で人を死なせて故国に逃亡、行方不明になっていた。単身ブラジルへ渡った父は、妻を探し出し、彼女を説き伏せられるのか―。サスペンスフルな傑作ミステリー。
著者等紹介
嶋中潤[シマナカジュン]
1961年千葉県生まれ。東京工業大学大学院修了。リクルートグループを経て、宇宙関連企業で国際宇宙ステーション関連業務に従事。現在、宇宙関連団体に在籍中。1999年の第3回日本ミステリー文学大賞新人賞から応募し続け、8度最終候補に残り、『代理処罰』で第17回同賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スナイデル
11
32022/10/08
jun
11
「貌なし」が面白かったので文庫を見つけて迷わず購入。文章がちょっとくどいかな?というところはあったけれど読み応えもあって良かった。娘の悠子がなぜ誘拐されたのか?母親のエレナはなぜ帰ってこれないのか?気になって一気読み。2016/03/24
アン
4
話の展開が読めてしまう上に、都合良く行き過ぎ。まさかこうじゃないよねって思った通りで、なんだかなあ。2019/10/15
terukravitz
3
図書館本★★☆☆☆2022/11/20
kamakatsu
2
一気に読んだが、格別面白いとは思えなかった。2019/11/01