光文社文庫<br> エンドレスピーク〈下〉―森村誠一山岳ミステリー傑作セレクション

電子版価格
¥770
  • 電子版あり

光文社文庫
エンドレスピーク〈下〉―森村誠一山岳ミステリー傑作セレクション

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334772154
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

5人の若者は、それぞれの道に分かれたが…。敵味方に引き裂かれた青春。戦争と人間を描く大河ロマン。

内容説明

日本の敗戦が決定的となった昭和二十年六月。槍ヶ岳での再会を誓った五人はそれぞれが懸命に時代と闘っていた。米軍語学兵は上陸後の沖縄で、中国人は七三一部隊の鉄格子の中で、そして日本人も…。八月十五日、ついに戦争が終結。歴史と運命に翻弄され続けた五人の若者は槍ヶ岳で再会し、五つの石は山頂に還るのか!?愛と友情、生きることの意味を問う森村文学の金字塔。

著者等紹介

森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て、作家となる。’69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、’73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には日本ミステリー文学大賞、’11年には吉川英治文学賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど多岐にわたる分野で活躍。近年は創始した写真俳句も話題を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

28
沖縄戦終結後も続く悲劇、悪魔の七三一部隊、特攻隊、原爆投下…。 下巻に入っても読むのが辛い場面が続きますが、「槍ヶ岳の誓い」が果たされるのか気になり、ページをめくるスピードはアップしました。 戦後50年を期して書かれた作品ですが、それから20年経って新装版で出版されたのは、現在の社会がもう一度「あの戦争」の意味と平和について問い直されるべき状態にある…ってことなのでしょうね。 若者の自由や未来を奪う戦争の酷さ。 こんな時代を二度と繰り返してはならないと、改めて強く思います☆2016/01/21

あすみ

1
山岳ミステリーというよりは戦争小説でしたが、続きが気になってどんどん読み進めちゃいました😋 戦争の悲惨さ、 死にたくない米兵と死を厭わない日本兵の壮絶な戦、 戦時下における米、中、日の友情、、、 石は巡り巡って、、、 二次大戦マニアにはもってこいの作品でした👏2021/05/20

ひつじパパ

0
5人揃って、槍ヶ岳に石を還す事は出来なかったが、でも生き残った者がそれぞれ誓いを果たした。約束は誓って果たす。それにしてもこの上・下巻を読んで共通しているのは、戦争は若者の希望や夢をもずたずに切り裂く。私達は風化していく戦争から得た教訓を生かして、少しずつでもいいから行動を起こしていく事が大切だと思った。何も今からデモに参加したり、平和団体に参加するとかではなくて、身近な一人を大切にしていくことが私達に出来る行動だと思う。2019/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10118306
  • ご注意事項

最近チェックした商品