内容説明
生ある限り、アレルギー反応を起こし続ける体。発作が起こればアウトの仕事。アトピー性皮膚炎、アトピー白内障、アレルギー性鼻副鼻腔炎、アレルギー性気管支喘息、蕁麻疹…朝日放送「ムーブ!」の司会を務めたアナウンサーが、ありのままの自分、36年間の半生を告白。アレルギーの権威・馬場実医師へのインタビュー収録。
目次
第1章 萌芽
第2章 思春
第3章 青春
第4章 盛夏
第5章 晩夏
第6章 澄秋
インタビュー 馬場実医師に聞く アレルギー・マーチとの向き合い方
著者等紹介
関根友実[セキネトモミ]
1972年兵庫県生まれ。お茶の水女子大学卒業。95年朝日放送入社。アナウンス部に所属し、翌年には全国高校野球選手権大会で女性初の実況を行う。バラエティー番組、情報番組等も担当。2000年朝日放送を退社し、01年に女児出産。02年からフリーランスとして復職、「おはようコールABC」(03~06年)、「ムーブ!」(06~09年)の司会も務める。アレルギー歴としては、1歳のときに飛び火と麻疹が合併して皮膚炎が劇症化し、アトピー性皮膚炎となる。以後、アレルギー性鼻炎(副鼻腔炎を合併)、アトピー白内障、成人アレルギー性気管支喘息、アスピリン喘息、蕁麻疹など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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不見木 叫
8
ラジオでの声を聴く機会はそれこそ何度もあったがこういった本を出していたことは最近知った。アレルギーとの闘いと、アナウンサーとしての関根友美さんのの志を知ることができて良かった。2020/01/09
スピカ
1
ワタシもアレルギー体質で、気持ちが良くわかった。2014/06/05
みずながれ
1
読みやすい文体で、さすがアナウンサーさんだなと思った。私もアレルギー体質ということもあり、自分と重ね合わせながら読んで共感できる部分もたくさんあった。自分について改めて考える契機になる本。自分はずっと周りに引け目を感じてたなぁとか、両親はいろいろ心をつくしてくれたなぁとか。。色々考えることができた。アレルギーじゃない人も読んでみて、アレルギーということについてもっと知って欲しいなと思う。2013/05/21
たんぽぽ25
0
現在フリーアナウンサーの関根友美さんが、アレルギー疾患とともに歩んできた半生を綴った書。私自身アレルギー体質(気味というほどの軽いもの)だが、これほどさまざまな重篤な症状をともなうものだとは知らず驚くと同時に、そのつらさと向き合いながら道をきり開いてきた、笑顔の素敵な著者のしなやかさとたくましさに感服した。特に第2章・思春の「お姫さまのような彼女と『可哀想』な私」、「放課後の秘密の冒険」が心に残る。2009/05/17