教育効果の実証―キャリア形成における有効性

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535586482
  • NDC分類 377
  • Cコード C3036

内容説明

教育の選別が始まった。院卒は企業で評価されるのか?シュウカツの結果を決める要因は?大学の教育方法改革は有効か?教育は人生をどう豊かにするのか?教育の評価・検証、その必要性を問う。

目次

院卒者の処遇プレミアム
社会人大学院教育とキャリア
志望業界の変更が就活に与える影響
情報活用が就活に与える影響
就活の都市・地方間比較
新卒需要変動と就活の結果
進学動機が学習意欲に与える影響
初年次教育と教育目標の達成
絶対評価・相対評価と学業成績
教育水準とアロカティブアビリティ
ゆとり教育に伴う家庭教育費の変化
キャリア格差の始点

著者等紹介

平尾智隆[ヒラオトモタカ]
1974年生まれ。2003年立命館大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学、修士(経済学・立命館大学)。愛媛大学教育・学生支援機構講師。専門は労働経済学、教育経済学、社会政策

梅崎修[ウメザキオサム]
1970年生まれ。2000年大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学、博士(経済学・大阪大学)。法政大学キャリアデザイン学部准教授。専門は労働経済学、教育経済学、人事組織経済学

松繁寿和[マツシゲヒサカズ]
1957年生まれ。1990年オーストラリア国立大学大学院太平洋研究科、Ph.D.(経済学・オーストラリア国立大学)。大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。専門は労働経済学、教育経済学、人事経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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山がち

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あまり面白い論文があったとは言えないのだが、データは古くなるが松繁論文のキャリア格差の形成が家庭の環境以上に単純に小学校の段階での成績に大きく左右されるというのは実感としても納得できるし、興味深いものがあった。その他の論文はそもそも手法として疑問なものがあったり、現実とどうもそぐわないのではないかと感じさせるものも多かった。たとえば、院卒の給与でその社会的受容を見るのはなじめない。ただ、小林・松繁論文の職業獲得への有効性から学歴を見つめる大学生像と親の学歴によって学習意欲が変わるという指摘も興味深かった。2014/05/13

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