光文社未来ライブラリー<br> ヒルビリー・エレジー―アメリカの繁栄から取り残された白人たち

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光文社未来ライブラリー
ヒルビリー・エレジー―アメリカの繁栄から取り残された白人たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 456p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334770525
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

内容説明

2016年、無名の31歳の弁護士が書いた回想録がアメリカでミリオンセラーとなった。「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自らの家族も含めた貧しい白人労働者階層の独特の文化、悲惨な日常を描いた本書は、トランプ現象を読み解く一冊として世界中でセンセーションを巻き起こす。2020年、ロン・ハワード監督によって映画化もされた歴史的名著が、文庫で登場!

著者等紹介

ヴァンス,J.D.[ヴァンス,J.D.] [Vance,J.D.]
「ラストベルト」と呼ばれる地域のオハイオ州ミドルタウンおよび、アパラチア山脈の町、ケンタッキー州ジャクソンで育つ。高校卒業後、海兵隊に入隊、イラクに派兵。除隊後、オハイオ州立大学、イェール大学ロースクールを卒業。現在はコメンテーター、ベンチャー投資家。2022年米上院議員選挙に向けて、共和党オハイオ州予備選に出馬(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

81
アメリカとウクライナ両大統領の対談時に「感謝が足りない」発言で時の人となったアメリカ副大統領J・D・ヴァンス氏。それ以前にもヨーロッパへの厳しい発言を繰り返している。これはそのヴァンス氏(1984年生まれ)が31歳の2016年に書いた回想録だ。白人労働者が多く暮らす荒廃した地域で問題を抱えた両親から生まれたヴァンス氏。白人労働者階級の実態は人種差別とはまた違った問題を多く含み、大国アメリカを赤裸々に綴っている。そこから9年、今のヴァンス氏は何を考え何を目指しているのか。この続きも知りたい。2025/05/15

藤月はな(灯れ松明の火)

68
トランプ大統領の副大統領候補として挙がっていたJ・D・ヴァンス氏。そんな彼が共和党を支持するようになった一端がこの本を読むと見えてくる。嘗ては鉄鋼業で盛んだったもののグローバル化の煽りによって寂れてしまったラストベルト。ブルーカラーは馬鹿にされ、かといって給付頼りで働かず、若くしての妊娠・出産、不和に怯え、ドラッグと酒が家庭にある中、祖父母や姉からの愛情、更に地域の援助で育ってきたヴァンス氏。しかし、彼が海兵隊に入って初めて栄養価を考えた食事を意識したり、自分が決めた限界を超える喜びを初めて知ったという章2024/11/26

Sam

65
学位を持たない白人労働者の「絶望死」(自殺、薬物の過剰摂取、アルコール中毒)が激増している状況を描いたアン・ケースの「絶望死のアメリカ」は衝撃的だったが、本書はまさにその過酷な環境で生まれ育った筆者による自叙伝である。愛と善意に突き動かされながらもまるでアリ地獄のように何度も堕ちていく多くの人たちをみてきた筆者は「地獄への道は善意で舗装されている」という。言い得て妙。本書が書かれたときから状況はなにも変わっていないのではなかろうか。もはやアメリカに「アメリカン・ドリーム」なんてものはないのだ。2022/04/28

ころこ

45
著者はトランプ政権の副大統領。次回の大統領選で共和党の有力候補になり得る存在だ。自伝だが、2つのレイヤーが同時に書かれていることに気付く。まずは血脈を辿ることで、成功した後の自分自身を確認している。ラストベルトのヒルビリーが露悪的に響くのは、抜き難い原点として肯定的にとらえているからだろう。他方で海兵隊に入隊後の彼は18キロ痩せて生まれ変わって戻って来る。直後に最も愛着のあった祖母が亡くなることで、親離れと人格の陶冶はなされる。ここから遡行する形で、地元をエスノグラフィーとして突き放す社会学的な分析がなさ2025/04/22

TS10

38
現米副大統領の著者の半生の回想録。荒んだ家庭環境下で少年期を過ごすも、海兵隊での過酷な経験を通して学習性無力感を克服し、イェール大学卒の弁護士として社会上昇を果たすに至るまでの道程を綴る。ヒルビリーの持続的な貧困や荒廃の根底には文化的、心理的な要因があるようだ。著者は自らをヒルビリーから押し上げてくれたのは海兵隊の他に、祖父母を始めとした親族の支えによる所が大きかったと言う。そうしたことから、著者が家庭や宗教共同体を再興することの重要性を示唆している点が印象深かった。2025/04/10

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