出版社内容情報
壮麗な大自然を舞台に、観光開発の利権をめぐって狂奔する、エリートたちの愛憎を描き切った山岳ミステリーの傑作。
内容説明
北アルプス・槍ケ岳の観光開発をめぐり、鎬を削る若きエリート―国井、村越、弓場。三人は、福祉省・門脇局長への接近を図り、更に、上高地で逢った門脇の娘・美紀子の愛を得ようと争う。自分の会社に開発利権を導くために!しかし、彼女に最も近づいていた国井が殺害された。村越と弓場が容疑を掛けられるが…。捜査陣は鉄壁のアリバイを崩せるか!?山岳本格推理!
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。ホテルマンを経て、作家となる。’69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、’73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。2003年には日本ミステリー文学大賞、’11年には吉川英治文学賞を受賞した。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど多岐にわたる分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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