毎日文庫<br> この国のかたちを見つめ直す

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毎日文庫
この国のかたちを見つめ直す

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784620210780
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

日本近現代史の泰斗、東京大学教授の加藤陽子氏が、国家と国民、東日本大震災、天皇と天皇制、戦争の記憶、世界と日本、そして日本学術会議会員任命拒否問題を論じる。戦後80年を前に話題のベストセラー、待望の文庫化!

内容説明

日本近現代史の泰斗が、国家と国民、東日本大震災、天皇と天皇制、戦争の記憶、世界と日本、そして日本学術会議会員任命拒否問題を論じる。戦後80年を前に、国家と国民の関係が大きく揺れ動いている。危機の時代とも言うべき今こそ、その関係を国民の側から問い返し、見つめ直すことが必須となる。話題のベストセラー、待望の文庫化。

目次

第1章 国家に問う 今こそ歴史を見直すべき
第2章 震災の教訓 東日本大震災10年を経て
第3章 「公共の守護者」としての天皇像 天皇制に何を求めるか
第4章 戦争の記憶 歴史は戦争をどう捉えたか
第5章 世界の中の日本 外交の歴史をたどる
第6章 歴史の本棚

著者等紹介

加藤陽子[カトウヨウコ]
1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。1989年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。専攻は日本近現代史。2010年、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)で小林秀雄賞受賞。『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)で紀伊國屋じんぶん大賞2017受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

78
1930年代の日本の外交・軍事を専門とする著者が2010年から現在までの「今」を歴史家の目線で見つめ直す。初出は新聞連載のエッセー「時代の風」(2010-12)、同じく連載コラム「加藤陽子の近代史の扉」(2020-22)、その間に「今週の本棚」に書かれた書評など毎日新聞掲載の論評をテーマ別 に再構成。東日本震災の教訓、天皇像、戦争の記憶など。中でも国家に問うと題した章の、著者ら6人の学者が学術会議メンバーの任命から除外された件の論考に注目。菅内閣の重要課題の一つが、科学技術基本法(旧法)を安倍政権下で⇒2025/03/13

zoe

13
後ろの方に、本を紹介するパートがあるのですが、「古都の占領」という書籍を紹介していました。戦後7年間の京都と沖縄は同じだという。近頃では、日本学術会議のニュースも相まって、著者の情報をよく耳にします。日本の良心、良識を考える「この国のかたち」を見つめ直すという本。科学はボトムアップであるべき。職業政治家が科学をトップダウンできるのかっていうと、それはできないので、ボトムアップで出てきたアイデアをまとめて、トップダウンに見せかける仕掛けにしたいという話があるのでは。2025/05/18

武井 康則

11
コロナ下、学術会議任命拒否問題、天皇退位など、平成末期の時局に毎日新聞に書かれたコラム等を問題別に編集しなおしたもの。モデルとなる昭和初期の事変時の様々な局面と対比し、適切な意見を述べている。思い付きでなく検証され観察された意見を磨き抜かれた言説で語り、その透明度の高い説得力に魅了される。知性とはこれなんだとうなってしまう。そしてその読書量の膨大さ、幅の広さ。憂うる内容なのに、論理の鮮やかさに快感を感じてしまう。 2025/02/17

coldsurgeon

9
昭和初期の軍事と外交を専門とする歴史学者による、あるべき国家と国民の関係を考える短文集。現代社会に生きる者の役割として、国家に問う姿勢は重要だろう。歴史の真実は、人間の行動の記録として残された事実だけで成り立つのではなく、人間が書いたり発したりした言葉に現れる知性の中にもあるという。学んだつもりであり、その後もよく書を求めていたが、意外と多くの事実を知らず、間違った認識を抱いていることに気づかされた。この著者を日本学術会議の中に入れたくない政府の企みは分かった。2025/03/22

KT1123

5
毎日新聞に連載された2010年からのエッセイとインタビュー、書評集。新型コロナ、学術会議、東日本大震災、東京五輪・パラリンピック、戦争について、外交のこと、天皇についてなど、歴史家の視点からの時に手厳しい言葉が並ぶ。タイトルはもちろん司馬遼太郎氏の「この国のかたち」を意識しているそう。引用されていた映画監督伊丹万作さんの「『だまされていた』と言って平気でいられる国民ならおそらく今後も何度でもだまされるだろう」という言葉が刺さった。2025/02/04

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