出版社内容情報
現象学を駆使する奇妙な日本人・矢吹駆が事件の謎を追う、著者の代表的シリーズにして本格ミステリーの最高峰!
内容説明
パリ市内のアパルトマンでルーマニアからの亡命将校が射殺され、床には“DRAC”の血文字が残されていた。その一週間後、今度は被害者の女性たちが全身の血を抜かれる連続猟奇殺人が発生、通称“吸血鬼”事件がパリを震撼させる。旅先から戻った矢吹駆は、一連の事件の犯人が遺体に動物の「徴」を添えていることを指摘するが…。名探偵矢吹駆シリーズ、待望の第6作!
著者等紹介
笠井潔[カサイキヨシ]
1948年東京生まれ。’79年『バイバイ、エンジェル』で第6回角川小説賞を受賞。2003年には『オイディプス症候群』と『探偵小説論序説』で第3回本格ミステリ大賞小説部門と評論・研究部門を同時受賞。’12年には『探偵小説と叙述トリック』で第12回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。