内容説明
高級高層マンションに入るコンビニで働く青年・物集港人の前を行き交う様々な住人たち。活花の師範、女流画家、満たされない主婦、秘密パーティを主催する老人…。“愛欲の巣”と化した彼らの部屋では、今日も濃密な性宴が繰り広げられる。人生が交差し、愛がもつれ、欲望をぶつけ合う男女の姿を、期待の女流官能作家がグランドホテル方式で描く、性の群像劇!
著者等紹介
小玉二三[コダマフミ]
東京生まれ。2008年「特選小説」誌掲載の「女の四股名」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッキー
3
高層マンションを舞台に、愛と性の輪廻。 女性の方が自分の身体を知ってるからか、性の描写も男性作家のそれと若干違う。 一時、リンダハワードに嵌り女性作家の本をよく読んだが、下手なエロ本よりセックス描写が凄かった。 話のストーリーも面白かった。 官能小説というジャンルはいらないと思った。2018/07/06
yossy58
2
同じマンションの住人同士が緻密に繋がり合い、繰り広げられる情事と、起こる事件。ただの官能小説にはない綿密に貼られた相互関係が読み応えありました。性描写も女性作家ならではの叙情的な表現方法で美しくも感じられました。2015/03/13




