内容説明
高校生の村松光輝は、コンサート会場で、探し求めていた女性との再会を果たした。一年前の大雪の日に命を救われ、かつ初めて性の歓びを教えてくれた美女。ところがその会場で、彼女の連れの男性が、突然銃殺された!しかも、殺人幇助の疑いで、彼女が逮捕されてしまう。光輝と友人たちは、真相を求め、赤かぶ検事に会いにゆくのだが―。待望のシリーズ最新作。
著者等紹介
和久峻三[ワクシュンゾウ]
大阪生まれ。京都大学法学部卒。記者生活を経て司法試験に合格後、弁護士登録。京都で弁護士事務所を開く傍ら、作家活動を開始する。1972年『仮面法廷』で第18回江戸川乱歩賞を受賞。’89年には『雨月荘殺人事件』で、第42回日本推理作家協会賞を受賞、法廷ミステリーの第一人者として不動の地位を確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
9
今回、柊検事が担当する事件に関するミステリではなく、探偵役も彼ではない設定。お馴染みの行天燎子警部からの相談にのりつつ、事件に巻き込まれそうになった高校生たちの相手をしていく形でストーリーが進んで行く。一応、事件(ベンチャー企業の社長が射殺された)の犯人として、ロシアに雇われたシリア人スパイがおるんやけど、コイツが持っている情報によっては、死刑を免れ、他国で別人として生きていける可能性も…なんて話も含め、この事件の背景、裁判の流れ、そして大人の事情の部分を高校生たちにわかりやすく解説。学習ミステリか!?2016/01/28
ねずみひろし
1
スパイの殺人事件に高校生が絡んでいる設定は面白かったが高校生がもっと本格的な弁護士活動をしてほしかった。 2015/06/14
hamm
0
☆☆