出版社内容情報
★ 全国各地の漬物の紹介とともに
食品文化としての魅力と知識を徹底解説
*成り立ちや調理技術の変遷
*健康効果&栄養学の観点からの分析
*日本独特の工夫と知恵
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に
登録されました。
評価された「和食」とは、
ごはんと汁物、おかずという
日本で生まれた「日本人の伝統的な食文化」のこと。
この食事スタイルを突き詰めれば、
「一汁一菜」にたどり着きます。
ごはん、汁物、漬物(菜)がそろえば、和食が成立。
「漬物」は、日本人にとっておかずの基本なのです。
歴史をさかのぼれば、漬物は縄文時代から
作られていたと考えられます。
以来、豊かな自然や地域に根ざした、
季節ごとの漬物が作られてきました。
そんな漬物の魅力を、
その多様性や歴史、科学、栄養的機能性など
さまざまな面から深掘りしました。
ぜひ一緒に、奥深い漬物の世界を
味わっていきましょう。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 第1章
漬物って何?
<漬物とは?>
* 日本人の英知が詰まったおいしい保存食
<漬物の分類>
* 漬け汁や漬け床で分類する
* 発酵か無発酵かで分類する
・・・など
☆ 第2章
漬物の調理法と健康効果
<漬物の原理>
* 野菜が漬物になるメカニズム
<「発酵」と「腐敗」の違い>
* 漬物が腐りにくいわけ
<漬物の健康効果>
* 漬物は野菜の優れた調理法
・・・など
☆ 第3章
漬物の歴史
<漬物のはじまり>
* 有史以前から海水漬けを食べていた!?
<奈良・平安時代の漬物>
* 漬け床も漬ける食材もバリエーションが豊富に!
<鎌倉・室町時代の漬物>
*「香の物」「梅干し」が登場。
日本人の食生活に定着していく
・・・など
☆ 第4章
魚の漬物
<熟鮓の世界>
* すしのルーツ!? 熟鮓の起源と日本伝来
* 熟鮓のおいしさと健康効果
<日本各地の熟鮓>
* 魚だけを食べるもの、ごはんも食べるものがある
・・・など
☆ 第5章
全国漬物紀行
<北海道・東北の漬物>
<関東・甲信越の漬物>
<北陸・東海の漬物>
<関西の漬物>
<中国・四国・九州の漬物>
・・・など
☆ 第6章
漬物面白話
<日本で唯一の漬物神社>
* 供え物で漬物ができたことから漬物神社に
<漬物の呼び名>
*「香の物」「お新香」「がっこ」と呼ぶわけ
・・・など
内容説明
全国各地の漬物の紹介とともに、食品文化としての魅力と知識を徹底解説。
目次
第1章 漬物って何?
第2章 漬物の調理法と健康効果
第3章 漬物の歴史
第4章 魚の漬物
第5章 全国漬物紀行
第6章 漬物面白話
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
東京農業大学名誉教授。1943年、福島県の酒造家に生まれる。農学博士。専門は食文化論、発酵学、醸造学。現在、鹿児島大学、福島大学、宮城県立大学ほかの客員教授を務める。NPO法人発酵文化推進機構理事長、発酵食品ソムリエ講座「発酵の学校」校長など、食に関わるさまざまな活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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