光文社文庫
神津恭介の復活

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334764326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

華やかな披露宴の席上、八百人もの出席者の眼前で新郎が刺殺された。資産数百億円と言われる河島家の嫡男・幸一が、実弟・悟の手で…。犯行後、悟は謎の爆死。さらに、新婦・裕美は真夏の最中なぜか“凍死体”で発見される。不可解な連続事件の裏で複雑に絡み合う憎悪と欲望。東洋新聞の記者・清水香織の要請を受け、稀代の名探偵・神津恭介が、「懶惰の城」から復活。

著者等紹介

高木彬光[タカギアキミツ]
1920年青森県生まれ。京大工学部卒。’48年に江戸川乱歩の推薦による『刺青殺人事件』でデビュー。’49年『能面殺人事件』で探偵作家クラブ賞を受賞。’95年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

56
神津恭介平成三部作第2弾。本作も登場の記者清水香織が、友人の結婚披露宴に出席していると、新郎がウェイターに扮した弟に刺され死亡する事件が起こる。その後、逃走した弟の焼身自殺した姿が見つかり、残された新婦は浴室にて真夏であるにも関わらず凍死で発見される。往年の神津ファンとしては良いのだが、ミステリ好きとしては特に目を引く処もなく、少々物足りなさが残るだろう。物語やトリックは面白いのに、神津恭介の気が乗らない様な態度も今一つである。推理以前に、警察の保護能力や弁護士の危機管理不足に、都合の良さを感じてしまう。2018/05/02

yucchi

25
あっと驚くような話ではないけれど、安心して読める。故に読後も「あぁ、今回も神津センセーが事件を解決したなぁ」というありきたりな感想しか思いつかない。すっかり安楽椅子探偵となったセンセーが落ち着いているせいもあるのかな。2015/06/14

ち~

24
【平成3部作②】大財閥嫡男が披露宴の席で弟に殺害され、その後、弟は自殺。さらに新婦は真夏のバスルームで凍死体で発見された。恋人を奪われた恨みかと思われた事件は、莫大な遺産相続が絡んできた。覆される自殺説。さらに事件は続き、犯人探しは混乱していく。今回も、一線を退いた神津恭介の本格的な登場は後半からで、以前のような濃厚さはないが謎解きはシンプルに楽しめた。2022/08/31

もぐもぐチョビたん

8
神津恭介シリーズ(=^ェ^=)復活したのかがミステリー(^^;神津先生のロジックにキレがない。社長令嬢がなかなかのご乱心ぶり。序盤は面白い。2015/10/23

ミガーいち

2
時代背景の違いでやや違和感がある点もあるが、全体としては楽しめた。星42024/05/21

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