内容説明
探偵といってもその形態はさまざま。賞金稼ぎのステファニー・プラム(J・イヴァノヴィッチ)がいれば、探偵は副業という牧場経営者ハック・ボハノン(J・ハンセン)といった変わり種もいる。いずれも楽しくて、ユニークな個性の持ち主ばかりである。本編は、海外ミステリーを代表する作家たちが生んだ名探偵12人が一堂に会し、その技を競う豪華アンソロジー。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribes triste
16
ボッシュにウォシャウスキー、サム・ホーソンにマッド・スカダー、ステファニー・プラムまで出てきたら、これは読むでしょう。人気作品をギュッと集めた短編集。ある意味マニア向けでもありますが、楽しい楽しい。2021/06/28
みつちや
13
12の探偵による短編集。2003年刊行で時代が古いものの探偵達が魅力的。サラパレツキーのヴィクやマイケルコナリーのボッシュ、ローレンスブロックのスカダーなど。知らない探偵や好みも分かれますが、次はどんな探偵かしらとワクワク楽しい。アンソロジーにしてはハズレの少ない、そして何より一冊で読めるのは贅沢ってもんです。2022/09/15
ペルー
11
いつも読んでいるコージーとはひと味違ってピリッとした作品も多く、自分だったら手に取らない作風のものが読めたのはよかった。さまざまな探偵、プロからアマまで、副業の探偵さんとか、たくさん登場する。1話毎に男性、女性と主人公が交互に変わって、私としては勿論、女性探偵の方に感情移入(笑)ストーリーはどれも凝っているのに、短編なので謎解きも早い。いつものコージーだったら、色々ウロウロするのに、素早い解決は素晴らしい!(笑)2015/03/25
みやび
10
そっかー私は謎解きよりも人間ドラマをじっくり味わいたいんだよな、と改めて思った。短編アンソロジー不向きかも‥。その中でコナリーとブロックの重厚感はさすが。初めての探偵さんでは女性リディア・チン、男性エイモス・ウォーカーが好きだったかな。どれも男性は物静か、女性は男勝り。2021/07/08
くさてる
9
探偵もの中心のアンソロジー。玉石混合で、石の方が多い印象ではありましたが、性犯罪者を捕らえた刑事が死刑執行前の犯人を訪ねる「空の青」(マイクル・コナリー)が、人間の本質が不意にのぞいた時の凄みのような、実に苦い後味が残る傑作だったので、読んだ価値がありました。2014/12/06
-
- 洋書
- TEA TIME