光文社古典新訳文庫<br> イタリア紀行〈下〉

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光文社古典新訳文庫
イタリア紀行〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334754556
  • NDC分類 945
  • Cコード C0198

出版社内容情報

長年の憧れであるイタリアに旅立ったゲーテ、37歳。「永遠の青春のひと」と呼ばれるにふさわしい代表作をみずみずしい新訳で贈る。

内容説明

古代遺跡探訪に美術鑑賞と絵画修業。鉱物採取と植物観察、そしてローマのカーニバル観賞…。芸術家にして自然研究者であるゲーテが若々しいヴァイタリティとみずみずしい感性で綴ったこの作品は「永遠の青春のひと」という言葉にふさわしい文豪の青春の記録である。

目次

第二次ローマ滞在 一七八七年六月より一七八八年四月まで(通信;前書き;ティッシュバインからゲーテへ;補遺;報告;自然観察で行き悩む;語源学者としてのモーリッツ;ユーモアのある聖者フィリポ・ネーリ;フィリポ・ネーリのクレメンス八世宛の請願書;請願書を受けて書かれた教皇自筆の決議文 ほか)

著者等紹介

ゲーテ,ヨハン・ヴォルフガング・フォン[ゲーテ,ヨハンヴォルフガングフォン] [Goethe,Johann Wolfgang von]
1749‐1832。ドイツの詩人・作家。フランクフルト生まれ。25歳で書いた小説『若きヴェルターの悩み』が大ベストセラーとなり、世界的な反響を呼ぶ。27歳でヴァイマール公国の官僚として宮廷に入る。この頃、7歳年上のシュタイン夫人と親しくなり、長い友情・恋愛関係が始まる。文学だけでなく、地質学、鉱物学、植物学など自然科学にも関心をもち研究を重ねる。1786年9月から’88年6月までイタリア旅行。戯曲、詩集、小説ほかの創作活動にはげみ、晩年は死の直前まで、20代から書きはじめた『ファウスト』の第2部完成に精力を注いだ。1832年ヴァイマールで死去

鈴木芳子[スズキヨシコ]
1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。翻訳家・ドイツ文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ロビン

14
「ローマで私ははじめて自分自身を発見し、はじめて私自身とひとつになって幸福かつ理性的になった」とまで記したローマに滞在を続け、ゲーテのたゆまぬ自己研鑽は続く。「とうてい到達できないものに少しでも近づくために、せめて仕事を続けよう」-旅行の間に残されたスケッチは800枚、デッサンは3000枚にも及んだという。ゲーテほどの天才が、他人から謙虚に学びながら、「未知のものにまつわる飽くなき探求」の欲求に苦しむ姿に感銘を受けた。我々がぼんやりと、当たり前の様に見ているこの世界に、驚嘆に値する神秘を見いだす詩人の眼。2025/01/18

Fumitaka

3
ローマ留学の後半部。英気を養ったゲーテは最後には出発を決めた以上「二週間前に発っていればよかった」(p. 407)とまで書いておりやる気が戻ったようだ。実際にこの巻では芸術家としての在り方や「美」についての議論が多くなっている。岩波文庫の方では入っていたかどうかわからないミラノ娘の肖像(p. 168)が掲載されている。しかしマッダレーナ・リッギの身上についてはやや文学的誇張も入っているらしい(p. 453)。ラファエロの骸骨が偽物らしいこと(p. 378)など周辺情報の注がありがたい。2024/07/15

misuzu

1
飽くなき探求心。ゲーテほどの人でも、まだ学ぶ事がある。そのみずみずしさが、一文一文からほとばしってくる。羨ましいのは、カウフマンと親交のあった事。モーツァルトのオペラにも触れている。ピアノを学ぶ私にとって雲の上の存在のモーツァルトも、ゲーテがイタリアを旅していた時には存在していたのだ。ゲーテの好奇心に、必死になりながら付いていく自分を想像してしまった。これからフランス革命が起こると思うと、束の間のクリエイティブ休暇だったのだろうか。2022/02/21

yokkoishotaro

0
下巻というか、第二次ローマとなってだいぶ落ち着き、感性の鋭さが際立つ文章になってきたのではないだろうか。 時間がそうさせたのか。しかし、そんな時期は短かったようで、心がローマから離れていてしまったようだ笑 ゲーテの人間性が垣間見えた。2023/11/30

futhork

0
下巻の方が、上巻よりも面白いと感じられたのは、ゲーテ自身が、自分を発見していく感覚が、詳かに書かれているからか。それとも、戯曲や長編小説執筆について、意気込みが書かれていることに、心を動かされたからだろうか。よい本だった。2023/06/05

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