内容説明
婚約破棄されたことを機に、自分の好きなように生きると決めた、女性魔導具師のダリヤ。気の赴くままにものづくりをするダリヤは、ある日魔物討伐部隊の騎士ヴォルフから、沼地への遠征は足元の環境が悪くて憂鬱だ、という部隊が抱える悩みを聞く。「もしかしたら、これが効くかもしれません」「なんか、すごい形の靴下なんだけど!」乾燥魔法を付与した五本指靴下と、風魔法を付与した中敷きをヴォルフに渡すダリヤだったが、前世の知識を活かしたそのアイテムは、魔物討伐部隊に衝撃をもたらして―!?さらには人工の魔剣、冷蔵庫、魔物グルメなど、ダリヤのものづくりは多くの人を巻き込みつつ加速していく!魔導具師ダリヤの、自由気ままなものづくりストーリー第二弾、開幕!
著者等紹介
甘岸久弥[アマギシヒサヤ]
山形県出身。2018年のエイプリルフールに、小説好きの家族を驚かせようと「小説家になろう」に作品を投稿したことが執筆のきっかけ。投稿からまもなくして『魔導具師ダリヤはうつむかない―今日から自由な職人ライフ』が話題となり、2018年10月に商業出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こも 零細企業営業
68
元々亡くなった父親のために作った五本指ソックス。革のブーツのムレに悩む騎士団に所属するヴォルフに五本指ソックスと中敷きをお試しに渡したら、、水虫に悩む騎士団員達の心を鷲掴みにしてしまう。作った本人は父親への嫌味とギャグで作ったつもりなのに、足🦶のムレに悩む野郎達の心を掴んで離さなくなり、半ば強制的に商品化から量産へ真っしぐら。それに振り回されてしまうヒロインと商人ギルドの面々。五本指ソックスを知ると欲しがる男達には副音となるが、作る側は突然のビックウェブに右往左往。それに乗れちゃう。それが面白い2巻。2021/08/23
すがはら
50
ヴォルフの犬描写がかわいい。ダリヤの方もヴォルフにときめいてもいい場面いっぱいあったけど平常心とは、修行僧並みの揺るぎなさです。でも恋愛要素が少なくても魔導具作りや魔剣の開発でわいわいやってる二人の場面は楽しいのでしばらくこの感じで続いて欲しいかな。元婚約者夫婦に暗雲。それなりに幸せに暮らして欲しいのですが。ダリヤの母親は死んではいないようですが、登場するのでしょうか。2020/05/03
サンゴ
47
意外なものが大ヒット2023/08/28
キナコ
44
Web作品を読み、面白くて購入。ダリヤとヴォルフの趣味の掛け合いが面白くて、すらすらと読めました。今後のロゼッティ商会に期待😁 またダリヤとヴォルフの今後の関係性にも期待してます。2019/08/04
よっち
37
婚約破棄を機に気の赴くままにものづくりをするダリヤ。ある日、魔物討伐部隊の騎士ヴォルフから、沼地への遠征は足元の環境が悪くて憂鬱だという部隊が抱える悩みを聞く第二弾。悩みを聞いたダリヤが試験的にヴォルフに渡した乾燥魔法を付与した五本指靴下と風魔法を付与した中敷き。それが思わぬ反響に繋がる展開で、彼女自身もまさかこんなことになるとは微塵も思わず、どこかピンと来ていない印象でしたけど、いろいろとサポートしてくれる体制が着々と構築されて、ヴォルフの周囲も彼女の存在を認識して、今後の展開が楽しみになってきました。2023/08/13