光文社古典新訳文庫<br> 失われた時を求めて〈6・第3篇〉「ゲルマントのほう2」

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光文社古典新訳文庫
失われた時を求めて〈6・第3篇〉「ゲルマントのほう2」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334753818
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報



プルースト[プルースト]
著・文・その他

高遠弘美[タカトオ ヒロミ]
翻訳

内容説明

ヴィルパリジ夫人のサロンに招かれた語り手は、ドレフュス事件や藝術の話に花を咲かせる社交界の人びとを目の当たりにする。一方、病気の祖母の容態はさらに悪化し、語り手一家は懸命に介護するのだが…。第三篇「ゲルマントのほう」(一)後半と、(二)前半を収録。

著者等紹介

プルースト,マルセル[プルースト,マルセル] [Proust,Marcel]
1871‐1922。フランスの作家。パリ郊外オートゥイユで生まれる。9歳のとき喘息の発作を起こし、以来、生涯を通じて宿痾となる。十代は母親の愛情を一身に受けて育ち、パリ大学進学後は社交界へ出入りするかたわら文学に励む。三十代の初めに両親と死別、このころから本格的にエッセイやラスキンの翻訳を手がけるようになる。1912年、『失われた時を求めて』の原型ができあがり、1913年第一篇「スワン家のほうへ」を自費出版。1922年第四篇「ソドムとゴモラ2」が刊行されるが、気管支炎が悪化し、全七篇の刊行を見ることなく死去

高遠弘美[タカトオヒロミ]
1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。明治大学教授、フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

燃えつきた棒

44
ドレフュス事件によって分断されてゆくヴィルパリジ夫人のサロンの様子と、死にゆく祖母の様子が描かれる。/ 祖母の最期を描くこの巻は、老いた母を抱える身には、この物語の胸突き八丁かも知れない。 どうしてもプルーストが描く祖母の末期の様子が、母の姿と重なって見えてしまうのだ。 こんなことは四年前に吉川一義訳を読んだ時は思いもしなかった。 プルーストのこの物語は、流れる雲の位置によってその陰影を変化させてゆく山の端の木々の葉叢のように、読み手のその時々の心のありようによって七色に色彩を変えてゆくのだ。/2022/10/07

SOHSA

43
《kindle》社交界の様子とそれと対局的に配置される祖母の死まで。高遠弘美訳版のなめらかな翻訳は、日本語そのものとの親和性に優れ、読み手にその状況のみならず醸しだす雰囲気や空気感をごく自然に提供してくれる。時はやはり一方向に流れ、祖母の臨終はこの長大な作品の結末をも予感させる。次巻が待ち遠しい。2019/03/10

おおた

25
このラスト、祖母の臨終へ至る文章の意地悪さと美しさは、比肩できるものが思いつかない。6巻も読んできたことのひいき目がもちろんあるにしても、死にゆく人を前にして悲しみに暮れる者、マイペースを崩さないゆえに顰蹙を買う者、ひたすらに目の前の実務しか目に入らない者。冷徹な観察眼による描写と場違いがもたらす笑い、6巻読まないと得られない最高峰です。Stay home, Read Proust!2020/05/03

かふ

21
初ヴィルパリジ夫人のサロンはページが進まなかったが、お馴染みのブロックとサン・ルーが出てきて面白く読めた。ブロックはユダヤ人の新進気鋭の若者だと思っていたのにドレフュス事件では反ドレフュスの元外交官ノルポワ侯爵におべっかを使う権力におもねる今どきの青年という感じ。ヴィルパリジ夫人のサロンが反ドレフィスの巣窟みたいな場所でその中でシャルリュス男爵が主人公に言い寄るシーン。サロンも魑魅魍魎の亡霊たちの巣窟のよう、最初に出てきたヴェルデュラン夫人のサロンを懐かしく想い出す。過去のサロンはこんなんじゃなかったと。2020/06/30

tom

18
プルーストの6巻目。週に1回、1時間くらい読んで2か月かかった。ランクの落ちるサロンに集まる人たちの、私は高級ですよという微妙な丁々発止のやり取りに笑っていたら、突然主人公の祖母の死亡の記録が出現する。この段は、とても冷静に書かれていて、今までに読んだものとはかなり違う雰囲気。5巻までの、タラタラと続き、ヨイショヨイショとペイジをめくる文字の追い方とはかなり違う。ちょっと真面目に読んでしまった。さあ、来週から7巻目。でも、光文社からは続きが出ていないらしい。仕方ないから、岩波版に転向。2020/08/14

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