出版社内容情報
良品計画の社員が本社ビルのリノベを行う中で見えた、社員がいきいきと働くための方法と、働きがいのある会社のあるべき姿のヒント。
内容説明
「業務標準化委員会」は2007年に発足した社内組織。「あいさつ」「定時退社」「デッドライン」「清掃」「整理整頓」といった業務の基本中の基本の重要性を社員に丁寧に呼びかけ、思想と風土を根付かせてきた。その目的は、同じ会社といえども誰もが同じに働くのではなく、個々が自発的・自主的に自分の働く場所や仕事を考え、変えられる環境を整えることにある。2015年に始まった大規模なオフィスリノベーション。
目次
第1章 働く人がオフィスを変える(リノベーションで、働く意義と意味を再構築;きっかけは、小さなこと;自分たちで考えて、自分たちで変えていく;「自分ごと」のスイッチをオンに;ものづくりと同じように、オフィスをつくる;働く場の永遠の課題、収納;段階を経て、蓄積させていく;オフィスに井戸端という考え方;完成させないから進化が続く;進化の過程、オフィスのいま;リノベーションから生まれる商品;リノベーションから生まれるビジネス)
第2章 働く人が仕事を変える(働く時間も「感じ良いくらし」に;標準化が活性を生む;ローカルとつながる、世界が広がる;一人ひとりが、いきいきと;働く人が会社を変える)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
2
無印良品の探究心は商品開発だけではなくて、働き方にも現れているんだなと。常に変わっていこうとする会社。 かの有名なムジグラム、マニュアルではあるが、淡々とした機械的な印象のものとは別物。 マニュアルに沿って業務をこなす基本の中で、当たり前になっている習慣や価値観、デザインだとか、ひとつひとつに対して立ち止まって考えられる人、日々気づきを得られる人が求められている。 現場から吸い上げた声がきちんと検討されて、普段の業務がアップデートされていく実感があるというのはモチベーションに繋がりそう。私も始めてみたい。2019/03/20
あゆむ
1
すごく面白かった。働く人みんなで自分のオフィスを作る、いい取り組みだと思う。自分の会社でも取り入れたい。2020/06/16