光文社古典新訳文庫<br> 失われた時を求めて〈2〉第1篇・スワン家のほうへ〈2〉

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光文社古典新訳文庫
失われた時を求めて〈2〉第1篇・スワン家のほうへ〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 624p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334752392
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

出版社内容情報

官能的な新訳で「スワンの恋」に酔う。パリ上流社交界の寵児スワンは、高級娼婦オデットを恋人にする。ところが強力な恋敵が現れ、スワンの心は嫉妬に引き裂かれていく。苦悶の果てにスワンが見出したものは……。恋愛心理を鋭く描いた第二部「スワンの恋」。第三部「土地の名・名」も収録。〈全14巻〉

内容説明

パリ上流社交界の寵児スワンは、高級娼婦オデットを恋人にする。ところが強力な恋敵が現れ、スワンの心は嫉妬に引き裂かれていく。苦悶の果てにスワンが見出したものは…。恋愛心理を鋭く描いた第二部「スワンの恋」。第三部「土地の名・名」も収録。

著者等紹介

プルースト,マルセル[プルースト,マルセル][Proust,Marcel]
1871‐1922。フランスの作家。パリ郊外オートゥイユで生まれる。9歳のとき喘息の発作を起こし、以来、生涯を通じて宿痾となる。十代は母親の愛情を一身に受けて育ち、パリ大学進学後は社交界へ出入りするかたわら文学に励む。三十代の初めに両親と死別、このころから本格的にエッセイやラスキンの翻訳を手がけるようになる。1912年、『失われた時を求めて』の原型ができあがり、1913年第一篇「スワン家のほうへ」を自費出版。その後もシリーズは続き、1922年第四篇「ソドムとゴモラ2」が刊行されるが、気管支炎が悪化し、全七篇の刊行を見ることなく死去

高遠弘美[タカトウヒロミ]
1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。明治大学教授、フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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燃えつきた棒

50
スワンは、オデットに恋心を抱き頻繁に逢うようになる。 やがて、スワンは、オデットの言動に疑いを持ち、強い嫉妬に駆られる。 だが、幸福な時は短い。 スワンの中にもう一つの疑念が生まれ、追うほどに彼の前にオデットの新たな相貌が現れる。 この辺りのプルーストのメスさばきは、氷のようだ。/ スワンの孤独な横顔に惹かれる。 彼は、田舎娘を貴婦人と見間違うドン・キホーテのようだ。 彼がオデットの中に見ていたボッティチェリのチッポラは、跡形もなく打ち砕かれる。 やがて、スワンにも結晶解体の時が訪れる。/2020/11/20

mii22.

43
【ガーディアン1000】第一篇第二部は語り手の「私」が生まれる前のお話。パリ上流社交界の寵児スワンも自身の恋愛は思うようにはいかないらしい。高級娼婦オデットを恋人にするも、ライバルの出現により、次第に疑念や嫉妬に心を乱され苦悩し続けます。19世紀後半の社交界やサロンで交わされる会話や人間関係の描写が興味深く面白いです。時には滑稽であったりもします。現代の人間関係に通じる所もありますが、時間の流れはゆったりとしていますね。第三部は語り手「私」の幼い恋のお話。お相手は、スワンの娘「ジルベルト」。2015/09/14

SOHSA

39
《kindle》高遠訳約2年振りの再読。集英社版鈴木道彦訳を全巻読了した後の二周めとして高遠訳を選択しての2冊目。二回り目はやはり読み手にも余裕があるせいか、前にもましてゆったりと訳文の一語一語をかみしめ、味わいながら読むことができた。本巻「スワンの恋」はひときわスリリングな1巻であり、読み手の心を泡立たせる。やがて波は落ち着くべき静けさへと収斂されるが、その心情の変化に読み手はまたもやられてしまう。確かに深く楽しめる作品だと思う。2018/03/28

SOHSA

38
《Kindle》岩波文庫 吉川訳に続き、光文社古典新訳文庫 高遠弘美訳を読了。訳者によって読み手の眼前に広がる風景も微妙に異なる。それは見えなかったものが見え、聞こえなかった音が聞こえるのにも似て、とても魅力的な体験だ。『スワンの恋』は読み手の心にも激しい恋情を呼び起こす。それはかつて誰もが一度は経験した病であるからかもしれない。燃え上がり消えていく恋はやがて静かな熾火となって心の奥底にひっそりとしまわれる。「私」のジルベルトへの恋心も繰り返される歴史のひとコマを静かに物語る。[ガーディアン1000]2016/06/14

ちぃ

35
時間をかけて読了。不器用に拗れた恋愛だけれども、スワンの、このどうしようもない感情には身に覚えがある。肝心なところでどかんと空白の期間があるのだが、それがかえって空想を掻き立て余韻に浸ることができた。良い読書になったなぁ。1巻読み直したくなりました、続きも気になる!2016/12/13

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