光文社文庫
秋月の牙 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334749217
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

筑前秋月藩士・西水又七郎は、愛妻・沙登と藩の重臣の息子・佐之介との密通現場に乗り込み、佐之介を斬り捨て出奔する。佐之介の一族は彼を仇と狙ってあとを追う。武士の身分も家も失った又七郎は、身を守るため山賊の仲間に入る。そこで人斬りの腕を磨いた彼は、やがて江戸へと向かった。だが、仇討ちを狙う佐之介の一族はすぐそこまで迫っていた。長編時代小説。

著者等紹介

峰隆一郎[ミネリュウイチロウ]
1931年長崎県生まれ。日本大学理工学部から芸術学部へ転部、その後中退。出版社勤務、フリーライターを経て作家活動に専念。’79年に『流れ潅頂』で第5回問題小説新人賞を受賞。多数の時代長編を生み出す一方で、トラベルミステリーを手がけるなど幅広い執筆活動を繰り広げた。2000年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ニミッツクラス

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人斬り牙シリーズの一作目で、96年の第一刷を読んだ。この藩名+牙がタイトルの7冊の作品群は毎回主人公が違う。ホントにシリーズなのか判らないが、全て光文社文庫への書下しでもある。本書の主人公は筑前秋月藩(九州)の西水又七郎。仇持ちとなった又七郎が江戸に落ち着くまでを活写している。無論峰節炸裂(既に人斬り弥介シリーズが世に出ている)で濡れ場を飛ばせば一気に読める。峰氏は推理小説の著作も多いので、氏の時代劇を歴史小説だと思っている向きもあるが、時代考証を踏まえての剣戟好き向け殺陣エンタメである。★★★★☆☆2012/10/07

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