出版社内容情報
北海道の宗谷海峡の北にある島、サハリン。戦前までこの島は樺太とよばれ、南半分の南樺太は日本領であり、日本人が生活していた。1941(昭和16)年、南樺太の真岡に住む国民学校五年生の良太たち男の子4人は、学校が終わると真岡でコート店(洋品店)を営むロシア人のミハイルのお店に寄り道する毎日だった。ミハイルと狩りに行ったり、それぞれの故郷の歌を演奏したり、楽しく過ごしていた。しかし12月8日、日本軍による真珠湾攻撃が始まると南樺太の様子が一変した。収容所に移送されるミハイル。軍事工場で働くことになった良太たち。戦況の悪化にともない太平洋戦争終戦に向かった1945年8月15日以降、ソ連軍が南樺太に上陸し攻撃をはじめた。逃げ惑う良太たち家族や南樺太の人びとの運命は……。
内容説明
北海道の宗谷海峡の北にある島、サハリン。戦前までこの島は樺太とよばれ、南半分の南樺太は日本領であり、日本人が多く生活していた。太平洋戦争終戦に向かった一九四五(昭和二十)年八月十五日以降、ソ連軍(当時、現在のロシア)が南樺太に上陸、攻撃をはじめた。南樺太で生活をしていた日本人の運命は…。
著者等紹介
高橋良子[タカハシヨシコ]
1946年長野市松代生まれ。長野県立短期大学児童科卒業。信州児童文学会会員。2021年信州児童文学会誌にて本作品の元になる「ミハイルのハーモニカ」を発表。2023年同作品にて第10回とうげの旗児童文学賞受賞
金子恵[カネコメグミ]
埼玉県生まれ。女子美術大学洋画専攻卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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