光文社文庫
布石―吉原裏同心〈13〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334748524
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸の札差を束ねる筆頭行司の伊勢亀半右衛門に薄墨太夫との川遊びに誘われた神守幹次郎・汀女夫婦。だがこれを機に新興札差・香取屋武七の魔手が吉原会所の面々に忍び寄る。江戸の経済を牛耳る札差筆頭行司の座を巡り、半右衛門と暗闘を繰り広げる武七の背後には田沼一派の影。襲いくる敵、そして、幹次郎たちの前に恐るべき陰謀が―。超人気シリーズ第十三弾。

著者等紹介

佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年北九州市生まれ。大学卒業後、闘牛カメラマンとして海外で活躍後、主にノンフィクション作品を発表する。’99年初の時代小説『密明』シリーズを手始めに、次々と時代小説を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

102
今回は札差の筆頭地位をめぐる権力闘争のような感じで、その背後にはもうなくなっている田沼意次の意向のようなものが見え隠れしています。この回では終わらずに次の巻に続くようです。主人公は吉原の大夫に惚れられて今後どのようなことになっていくのかも気になります。大夫がもとの自分の名前で出てくるのでやはり今後が目が離せない感じです。2017/11/04

kinupon

67
今回は札差との絡みの中で事件が次々に起こります。次回が楽しみです。2018/05/14

文庫フリーク@灯れ松明の火

49
他の佐伯さん主人公が達人・人格者になって行く中、薄墨太夫と汀女どのの間でうろたえる幹次郎が、下手な五七五と相まって好ましい。傀儡にせよ田沼意次クラスの大悪登場、悪党が強敵であればこそ面白いのが時代劇。その意味で鎖鎌の津留野素女、もったいないかも。初登場の時から魅力的な薄墨太夫。加門麻の部分増えることで、灯女どのが探索の必要に迫られ、お座敷に舞うような予感。やっと結ばれた苦労人のお芳と番方・仙右衛門。磐音で舞台を去った佐々木夫妻のようにならないこと祈るのみ。久々に次の巻が楽しみです。2010/11/16

はにこ

42
前作で明らかになった、仙右衛門とお芳の恋。年増な割にウブな恋にニヤついてしまった。ほっこりしていたら、吉原会所は札差の争いに巻き込まれる。まだ請け負う前から牽制されまくりの面々。相変わらずの田沼派のしつこさ!しかも決着つかずに次に持ち越しとは。。早く次借りてこなくちゃ。。2020/11/05

冴子

40
初めて巻頭に人物相関図がありました。今回は田沼一派の残党との本格的な戦いが始まって、to be continued。顔を隠した男が何者なのか、気になるなぁ。佐吉さん大活躍!2016/11/15

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