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光文社文庫
アメリカ第二次南北戦争

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  • サイズ 文庫判/ページ数 504p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334747572
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

二〇一三年、アメリカ第二次南北戦争が勃発。内閣官房室の森山悟はジャーナリストを装い、現地調査にあたった。凄腕のスナイパー結城健人、スーパーモデル級の美女ヴェロニカ・ペトリ―。義勇兵への取材で知り合った二人と共に、森山は南部へと旅立つ。内乱のきっかけとなった大統領暗殺の現場で、「真犯人はニンジャ」と聞かされた彼らは、事件の真相へと迫る。

著者等紹介

佐藤賢一[サトウケンイチ]
1968年山形県鶴岡市生まれ。山形大学卒業後、東北大学大学院で西洋史学を専攻。’93年『ジャガーになった男』で、小説すばる新人賞、’99年『王妃の離婚』で直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

steamboat

9
アメリカが南北に分かれて戦争を始める話。意外と今の現状を突いているところも多く、なくはないんじゃないかと思えてきてしまう。世界の警察たるアメリカ様が内紛しだしたら、ヨーロッパは傍観しそう。作者はフランス以外の話も書くんだな~と思っていたら、すごいところからオルレアンとジャンヌダルクが出てきてちょっと笑った。2016/05/04

アイゼナハ@灯れ松明の火

5
「傭兵ピエール」とか書いてる方で、好きな作家さんの一人です。歴史や人物に材をとった作品の多い方ですが、今回はアメリカを舞台にした近未来物。2013年、アメリカで「第二次南北戦争」と呼ばれる内乱が勃発。現地調査のため、内閣官房室から派遣された主人公が内乱の真相に迫る…と書くとシリアスに聞こえそうですが、割とドタバタなエンターテイメント。アメリカの方が読んだら怒り出しそうな内容かも知れませんが、後段の、日本とアメリカの関係を優柔不断な男と我儘女に例えた件に免じて許していただけないかなぁと。面白かったです。2010/04/10

眠る山猫屋

4
少し物足りなさも感じたが、近代史へのアプローチはやはり佐藤賢一流。なんとなく肯かされてしまう。特にアメリカへの評価とか。基本的に性悪説なんだよなぁ。2013/04/25

KSK48

3
アメリカにて第二次南北戦争が勃発するという空想歴史小説。アメリカが内包する問題を突いて、そこから面白く展開させている。が、リアリティはないかなと個人的には思った。そのほか舞台がアメリカだからか、いつにも増して奔放な下ネタに思わず笑った。筆者の作品のなかでも冒険している1冊だと思います。2014/11/16

黒蜜

3
面白かったです。主人公の平和ぼけっぷりがちょっと鼻につきますが、何は無くとも人の命は大事だと考えるのは好感が持てます。が、スペンサーの独善ぶりには辟易しますがさりとてファビアンの功利主義にはちょっとなじめないのは、やはり自分の感覚が主人公とだぶる部分があるからか。ヴェロニカが何事もセックスに絡める神経の清々しさは癖のありすぎる登場人物と「アメリカ」の尊大さのなかでは清涼剤のようです。自分だけが幸せになるのは嫌だと、孤児の女の子を引き取るあたり、いい子じゃないですか。でも、この作者、おっぱいが好きすぎです。2013/02/17

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