内容説明
十数年前に服役した男が出所し、当時の関係者に報復を開始した。二階堂日美子の旧友も脅迫された後、大怪我を負った。男は次なる標的を求めて行方を絶つ。友の窮地を救えなかった日美子は、警察に協力を請い、男の潜入先、神戸へ向かった。そこで起きる血塗れの変質的殺人。その矛先は日美子に…。奇抜な発想と、意表をつくラストに注目の文庫書下ろし。
著者等紹介
斎藤栄[サイトウサカエ]
1933年1月14日、東京生まれ。東京大学法学部を卒業後、横浜市役所へ勤務の後、作家に。1966年、『殺人の棋譜』で第12回江戸川乱歩賞を受賞。以後、推理小説界の第一線で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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