内容説明
東京駅に着いた寝台特急「さくら」の個室から、男女の射殺死体が見つかった。さらに所持品から五千万円の札束が。その札は四前年の少女誘拐殺人事件で、身代金に使われたものらしい。少女の父親が、犯人に復讐したのか?しかし、彼は同じ日に先行する寝台特急「あさかぜ」に乗っていたとの証言が!九州から東京へ。時刻表トリックに十津川警部が挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
2005年 2月20日 初版2017/06/01
あーさー
2
十津川警部シリーズ。数ある作品の中でストーリー展開、話のテンポともにお気に入りですが、読点が多いので「読むテンポ」がいまひとつ。2023/02/12
仲博幸
1
四年前の誘拐殺人事件、全財産をつぎ込み復讐。寝台特急「さくら」「あさかぜ82号」との乗り継ぎトリック。両列車に「みずほ」が!2012/07/08
としやん
0
時刻表トリックがメインだったから しかたないけど 子供を誘拐されて殺された 親としては犯人を殺してやりたいと思うのは 当然だ そこら辺にもう少し スポットを当ててほしかった 2015/07/27
コング
0
殺人事件の捜査中に過去の別の事件が浮かび上がってきて……。犯人が2グループ、善玉と悪玉がいるような図式で各人の思惑や過去が複雑に絡み合う構成(警察側も十津川班と退職した元警部の2グループいるし)となっており、一気に読ませる。西村先生の小説は、善玉的な犯罪者が出てくる方が面白くなる印象。2025/08/28
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- 探偵の鑑定II 講談社文庫