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内容説明
ミミズの気持ちにもならずに、切られたミミズが痛がるはずはないとしてしまうのは、あまりに人間の側の都合にあわせた自然観だ。それを「科学的」「客観的」とする傲慢な見方を排し、生物の世界を素直にながめれば不思議だらけ、わからないことばかり。わからないことがなぜわからないのか、生き物の側に立って生物界を考えるシリーズ第一弾。
目次
真夜中のオランウータン
「俺だって痛いんだ」―ミミズの独白
「科学者なんてクソ食らえ」―ファーブルの怒り
「サルよ、パンツをはくな」―ヒトからの忠告
「みんなで認めりゃこわくない」―人類の錯覚
「DNAのために生きてるんじゃないぞ」―“科学”への反問
「やってはみたけれど、どうも…」―変身の不安
「あれっ、ノミになっちゃった」―進化の気まぐれ
「突っぱれ、突っぱれ、突っぱり切れ」―はみ出し者の勇気
「世界の終わりまで生き抜くぞ」―ゴキブリの誇り〔ほか〕