内容説明
物を崇拝し、肉体の一部を偏愛する物神性。20世紀に入っても、フェティシズムが次々に逸話を生み、新たな側面を見せつづける事実は、人間の想像力の深遠さの証しでもある。本書は、ヘルムート・ニュートン撮影による写真、魅惑的なピンナップ、博物学的検証で、多角的にフェティシズムに迫り、「性」の領域に鋭く踏み込む。
目次
フェティシズムの秘密
性風俗史のパイオニア
ピンナップとチーズケーキ
レッグ・シネマのフェティシズム
レッグ・アートとレッグ・マン
躍動する肉体と太陽と水平線
セックス・ギネスブック
“カーマ・スートラ”とは何か
光と影の女体写真家
グラマー・ガールの誕生
グラマラス・エイジ〔ほか〕