熱帯ＣＯＭＩＣＳ 無用の皇子は西に向き 〈１〉

山本真也

光文社（2025/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 216p／高さ 19cm
• 商品コード 9784334107581
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

英雄は厄災として目を覚ます－－。
温厚なヤマトの国の皇子・オウス。
ある日、身に宿る神の力が暴走し、兄殺しの罪を背負う。
償いとして大王に命ぜられたのは西のクマソ平定。
無用の烙印を押された彼は、身一つで故郷を後にする。
圧倒的なアクションと幻想的な旅情で魅せる古代神話ファンタジー開幕！


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[マスオ]

三重県在住の作家というのでファンタジーだろうと購入したら苦手な日本の古代ファンタジーでした。これを機に苦手克服できたらいいなと２巻も買います。

2025/09/30

[s_s]

「神の力」を身に宿す皇子が、西にある大国を平定するために旅をするファンタジー作品。強い殺意を向けられたとはいえ、兄殺しの罪を背負って故郷を追われる「無用の皇子」の表情は曇って見える。画力の物足りなさは確かにあるかもしれないが、戦闘描写の構図や見せ方などは、とてもデビュー作とは思えないくらいの迫力。神々や超常的な力が当然に存在しているという、神秘的な時代設定も魅力である。開幕となる今巻では、1話目で予告されていた通り「明るい話」は殆どない。とはいえ「半神」の皇子の人間的成長に期待・注目したいところではある。

2025/09/28