最後のあいさつ

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  • サイズ 46判/ページ数 420p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334107451
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

30年前の国民的刑事ドラマ『左右田警部補』。最終回目前に、主演俳優・雪宗衛が妻殺しの容疑で逮捕され、打ち切りとなる。「日本で最も有名な刑事」の逮捕劇に日本中が熱狂する中、雪宗は緊急記者会見を開き、役柄さながらに真犯人の正体を暴く“推理”を披露する。雪宗は無罪を勝ち取るも、世間の目は厳しく疑惑は完全には晴れなかった。時を経て、同様の手口の殺人が確認された今、関係者の時間が再び動き出す──。


【目次】

内容説明

30年前の国民的刑事ドラマ『左右田警部補』。最終回目前に、主演俳優・雪宗衛が妻殺しの容疑で逮捕され、打ち切りとなる。雪宗は緊急記者会見を開き、役柄さながらに真犯人の正体を暴く“推理”を披露。無罪を勝ち取るも、世間の目は厳しく疑惑は完全には晴れなかった。時を経て、同様の手口の殺人が確認された今、関係者の時間が再び動き出す―。幻の最終回「最後のあいさつ」に隠された秘密とは…?

著者等紹介

阿津川辰海[アツカワタツミ]
1994年、東京都生まれ。東京大学卒。2017年、光文社の新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」第一期に選ばれた『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。以後、次々に話題作を発表。中でも『透明人間は密室に潜む』は「本格ミステリ・ベスト10」で1位を獲得。また、若手作家随一の読書量でも注目を集め、『阿津川辰海 読書日記~かくしてミステリー作家は語る〈新鋭奮闘編〉』は第23回本格ミステリ大賞[評論・研究部門]を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

150
ミステリ作家は自分が好きなものを詰め込んで煮込んで凝縮したような小説をしばしば書くが、本書は特に冒頭からラストまで阿津川辰海印で埋め尽くされている。国民的ドラマを事実上取り入れるハチャメチャなアイデアを思いつく人も、実際に書いてしまう人も他にいるまい。この過剰なまでに思い入れたっぷりな設定を容認できるか否かで評価は分かれるだろうが、あえて断行した潔さを買いたい。最後に明かされる真相はいささかショボいものの、主演俳優へのリスペクトが強く感じられる出来栄えといえる。にしても、まさかドラマ化されないでしょうね。2025/09/10

雪紫

64
妻殺しで捕まったのは完結を控えた国民的刑事ドラマの主役雪宗衛。捕まった彼は別の連続殺人鬼を真犯人として告発。30年後、同様の殺人事件が起こり・・・ノンフィクション作家と幼馴染の記者が行き着くものは?どう見ても相棒オマージュドラマにニヤリとさせられつつ、主人公コンビの掛け合いや雪宗衛という「俳優」と「左右田警部補」という名のヴェールや問いに自然と引き込まれる。ある意味、予想通りでありながら、この物語らしい結末。「左右田警部補」を執筆する予定は阿津川さん・・・ないんでしょうね。2025/09/02

糸巻

27
30年前の元女優殺人事件。夫で俳優の雪宗衛が自白し逮捕されたが、その後の裁判で無罪判決を勝ち取る。疑惑が残るこの事件と雪宗衛についてドキュメントノベルを書くことを親友の記者に勧められた作家・風見。事件当時に放送中だった雪宗主演の刑事ドラマの関係者たちから聞き取りを行ううちに、隠されていた真相が明らかに…。作中の刑事ドラマの形態や雪宗の話し方から、某俳優さんを想像しながらの読書となった。伝説の俳優だけあって周囲が彼の言動に巻き込まれてしまうのが厄介。入り組んだ人間関係、密室の謎解き等、最後まで面白かった。2025/09/22

geshi

23
『相棒』を思わせる刑事ドラマの主演俳優に殺人容疑がかかり、自らの無実を推理するという設定は良かったんだけど、肝心の真相がショボく感じてしまった。疑惑と謎に包まれた雪宗衛のミステリアスさが求心力となり、インタビュー形式で周囲の人々の話を聞きながら彼の実像に迫っていく過程はノれる。雪宗が左右田警部のごとく推理をするシーンが作中で一番輝きを放っていただけに、解決場面の密室トリックも新規性無いし犯人当ての後の愁嘆場も冷めてしまった。ハリボテを際立たせるためなのは分かるけど、この作り物臭さは好みじゃない。2025/09/03

だるま

20
30年前、大人気の刑事ドラマがあり(『相棒』がモデルなのが明白)、その最終回は、主演の俳優・雪宗衛(ゆきむねまもる)が犯人という内容だった。その放送直前、雪宗の自宅で彼の妻が惨殺される事件が発生し、雪宗は犯行を自供。逮捕後、彼は一転して無罪だと言い張り、別の犯人を指摘。疑惑の中、雪宗は釈放される。それから30年後、当時のドラマに酷似した事件が起こり、雪宗は再び世間から注目される事に・・・。雪宗の生涯を描きつつ、そこに謎解きを組み込んだ非常に凝った構成の作品。面白かったが、ミステリの完成度としては若干弱い。2025/09/09

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