出版社内容情報
小牧・長久手の戦いで徳川家康とともに戦場に赴いた側室・阿茶、関ヶ原前夜に石田方に屋敷を囲まれた細川ガラシャ、伊達・最上和睦前夜の義姫……など、歴史の大事にいたる直前の十二刻(24時間)をその渦中にいた女人の視点から描く異色の時代小説。高遠城籠城戦で敵の織田方すらその勇姿を称賛した諏訪花、吉川元春の嫁取りで知られる熊谷信直の娘、大友宗麟の側室、羽柴秀吉により磔にされた織田信孝の母の七人が描かれる。
【目次】
内容説明
小牧・長久手の戦いで徳川家康とともに戦場に赴いた側室阿茶、関ヶ原前夜に石田方に屋敷を囲まれた細川ガラシャ、高遠城陥落直前の諏訪大社の戦巫女、伊達・最上和睦前夜の義姫、耳川の戦いで大友宗麟と命運をともにした愛妻…など、歴史の大事にいたる直前の濃密な十二刻(二十四時間)をその渦中にいた女人七人の視点から描く異色の時代小説。
著者等紹介
木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒業。2012年「宇喜多の捨て嫁」で第92回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。同作が収録された単行本『宇喜多の捨て嫁』は直木賞候補となり、高校生直木賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞、舟橋聖一文学賞、咲くやこの花賞を受賞。さらに、『天下一の軽口男』で大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で野村胡堂文学賞、『まむし三代記』で日本歴史時代作家協会賞作品賞、中山義秀文学賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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