出版社内容情報
〝南町奉行の隠密〟沢村伝次郎は、奉行・筒井伊賀守の呼び出しを受ける。筒井から下された命は、島抜けした浪人を捕縛せよというものだった。島抜けした松井忠三郎は元伊勢亀山藩石川家の剣術指南役。実は松井の妻は、松井が遠島処分となった後、伊勢亀山藩家老の側女となり、それを知った松井は妻と家老を討とうとしているのか。松井を捜して捕縛をするべく動き出した伝次郎だったが……。大人気の「隠密船頭」、感動の最終巻!
内容説明
“奉行の隠密”と呼ばれる沢村伝次郎は、南町奉行の筒井伊賀守に呼ばれ、「島抜け」をした松井忠三郎という者を追うよう命を受けた。松井は元伊勢亀山藩の剣術指南役。調べるほどに、松井がじつに不運を絵に描いたような人物だとわかってきた。元剣術指南役は島抜けして何を狙っているのか。そして伝次郎に迫られた決断とは…。大好評「船頭」シリーズ、感動の最終巻!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家、放送作家などを経て、’94年、作家デビュー。2020年、光文社文庫「隠密船頭」シリーズが第9回日本歴史時代作家協会賞文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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