出版社内容情報
島根県松江にある〔川郷〕は夫婦で営む小さな店だが、宍道湖や中海でとれる魚料理が看板で、なかでも鰻のたたきには定評がある。常連には単身赴任者もいて、彼等は数年の任期を終えるとこの地を去っていく。店主には馴染み客との別れがいつもやるせないものだった--。(表題作より)短編小説の名手が、酒場の人びとの日常を細やかで情感豊かな筆致で切り取った傑作十編!
内容説明
島根県松江にある〔川郷〕は夫婦二人で営む小さな店だが、宍道湖や中海でとれる魚料理が看板で、なかでも鰻のたたきには定評がある。常連には単身赴任者もいて、彼等は数年の任期を終えるとこの地を去っていく。店主には馴染み客との別れがいつもやるせないものだった―。短編小説の名手が、酒場の人びとの日常を細やかで情感豊かな筆致で切り取った傑作十編!
著者等紹介
内海〓一郎[ウツミリュウイチロウ]
1937年名古屋生まれ。岩手県一関で少年時代を過ごす。立教大学卒業後、出版社に勤務。’69年「雪洞にて」で第28回文學界新人賞を受賞。その後、『人びとの光景』『風の渡る町』などで四度の直木賞候補となる。市井の人びとの哀歓をあたたかい眼差しで描いた短編は「人びとシリーズ」と呼ばれ高い評価を得て、「欅の木」などが谷口ジローにより漫画化された。2015年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまる
4
酒場の人々の日常を描く短編集。 鰻のたたきが名物のお店、船のキャビンのような内装の焼き鳥屋、元従業員の娘たちを預かるスナックのママ、山菜料理が売りの居酒屋… こんなお店、現実にあってほしかった…! 読後の気分がとにかく良いおすすめの1冊です!!2025/08/12
とある下関
1
内海隆一郎作品を読みたくて、しかも大好きなお酒が登場するという私にぴったりな1冊。どの話も短い中に人間模様がじっくり描かれており、そのどれもが7割の明るさを感じる終わり。時々とんでもない男や女が出てくるし、お店の雰囲気は似ててやや飽きるけど1編ずつゆっくり分けて読むと癒されると思う。好きだったのは若い子が店に帰ってきてくれた「板場の水」。食べ物が美味しそうだったのは「鰻のたたき」と「ポテトサラダ」2026/03/19
goodchoice
0
街の居酒屋、小割烹を舞台に、そこに生きる人たちの生き様を綴る10編の短編集。そこに流れる情感は今とは違う人間臭さが強く感じる名品揃いだ。2025/07/08




