出版社内容情報
花菱孝冬は、友人を通じて、根岸の貸し家に出る女の幽霊の相談を受ける。鈴虫の刺繍が施された単衣をまとったその幽霊は、家主によれば、以前住んでいた元娘義太夫・小鈴で、十年ほど前に肺炎をこじらせて亡くなっていた。小鈴には娘がいたが、義太夫の母を嫌って疎遠だったらしい。貸し家を訪れた孝冬と鈴子は、小鈴がじっと一点を見つめていることに気づくが……。ますます好調、大人気の大正浪漫悪霊退治ファンタジー第五弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
17
借家に女の幽霊が出るからと除霊を頼まれた夫婦。そこから始まる娘義太夫の没落の話。娘を呼び込む血濡れの幽霊はマジでゾッとした。執念は時と共に衰えないんだな。鴻心霊学は相変わらず不気味で、それに関連してそうな長男が何をするのが不気味。2025/05/14
あつ
2
★★★★2025/05/14
しまこ
1
今作は孝冬の兄や銀六殺しの謎について新事実がどんどん出てくるのだが、謎はますます深まるばかり。 切ない事件も起こり、やり切れない。 最初は怨霊のようなイメージの淡路の君が徐々に救いのように見える一方、上手いこと周りを誘導し、自分の思い通りに淡路の君でお祓いさせてくる八千代が怖くて怖くて。 今回は事件ごとのページが増え、ひとつひとつじっくり読みました。 そして相変わらず、着物や食べ物の描写が素敵。 孝冬は鈴子さんと結婚できて、ほんとに良かったねと思いながら2人の関係を微笑ましく読みました。 2025/05/16
tanuko
1
おおお、佳境に入って参りましたねーーー(身悶え) お兄さんは果たしてどう関わっていたのか、、、 鴻夫人コワい 由良&わかちゃんいい感じ 次巻はいよいよ披露宴?何かが動く??2025/05/15
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