光文社文庫<br> 老人ホテル

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光文社文庫
老人ホテル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334106089
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大家族で生まれ育ち、高校を中退してキャバ嬢をしていた天使(えんじぇる、本名)は、裕福な老人、光子の住むホテルで働き始める。長期滞在する孤独な老人たちが住むホテルで、光子に、天使は生きる術を教えてほしいと願い出るーー。蓄財のノウハウを伝授され、天使の生活は少しずつ変わり始めるが、やがて世代が違うふたりの持つ過去と秘密が明らかになってーー? 文庫だけ、「天使のその後」を描く特別スピンオフ短編付き。

内容説明

テレビの特番で有名になった大家族で育ち、高校を中退、キャバ嬢として無気力に働いていた天使は、店で会った老女・光子に興味を持つ。「金持ちになれる方法を知っている」彼女を尾けた天使は、訳あり老人たちが長期滞在するホテルに辿り着く。天使は光子に生きるノウハウを教えてほしいと懇願、人生が変わり始めるが―。お金と老い、現代の幸せの形を問う傑作長編。

著者等紹介

原田ひ香[ハラダヒカ]
1970年神奈川県生まれ。2005年「リトルプリンセス2号」でNHK創作ラジオドラマ大賞受賞。’07年「はじまらないティータイム」ですばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ダミアン4号

44
最低な親に育てられた日村天使…親元から逃げ出しはしたけれど…ある日、勤めていたキャバクラが入っていたビルオーナーの老女を見かけ後をつける。着いたのは古びたホテル。“小金”はあるが家族と疎遠な老人達が長期宿泊するホテル。老女の話していた“金持ちになれる”方法をどうしても知りたくて…ホテルの清掃員になり彼女に接近する。光子の教えを守って頑張った…勉強して我慢して少しはズルもして…地位と財力を手に入れた…いつ失うか…人の幸せってなんだろう?ホテル住まいの老人達も天使も幸せだったのか?他人に心許せない人生は寂しい2025/10/23

Shoji

31
物語には二つの顔があった。一つは、老人ホテルのタイトルがつけられている通り、高齢社会の暗部を描いた物語。そして、もう一つは、最底辺に暮らす女の金への執着の物語。生活防衛をするためには、自分を守っていかなくてはならない。改めて気付かされた作品であった。お金に翻弄される人々の描写がとても面白かった。2025/04/23

財布にジャック

29
題名から想像した内容と、ズレがあったことは確かですが、それなりに楽しめました。終わり方が微妙なので、読む人によって結末が違うのかもしれません。2025/09/19

mayu

28
ポップな装丁とは裏腹に最初から最後まで少し苦い。老人ホテルという言葉から老人施設が舞台と思いきやビジネスホテル暮らしをしている老人達と、大家族で劣悪な家庭環境で育った天使(エンジェル)の物語。老人達と関わる事で少しずつ学んでいくけれど、心を開く訳でも打ち解ける訳でも無い不思議な距離感に天使の掴み所の無さを感じた。光子と出会えてほんとに良かったねと思うけれど、育った環境から与えられた無知さや諦め、劣等感は天使の人生にどこまでも影響を与えこれからも付き纏うのだろうかと考えてちょっとしんどいなぁと感じた一冊。2025/04/24

てつふふ

27
主人公の天使(エンジェル)に感情移入してしまうので光子さんから指南されて頑張っているところは心地よく読み進められたが、その後の試練や結末がよく分からないモヤモヤが残った。老人ホテルは現実的にはコスパが悪すぎだと思うけど光子さんにとってはベストな選択だったのかも。2025/08/22

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