出版社内容情報
0
内容説明
医師である著者は、52歳で糖尿病を発症。すぐに「スーパー糖質制限食」を開始し、後期高齢者となる75歳現在まで23年間、継続して実践している。その結果、1虫歯なし、歯周病なし、歯は全部揃う、2目は裸眼で『広辞苑』の文字が読め、車の運転もできる、3聴力低下なし、4夜間尿なし、5身長の縮みなし、6内服薬いっさいなし、7糖尿病合併症なし、8血圧・血糖値・体重も正常を維持…と、老化が防げている。75歳でこれらが全て揃う確率は、ざっと1000万人に1人(!?)で、ほぼ超人といえる。糖質制限食とは、江部氏が現在理事長を務める京都・高雄病院で1999年から開始した食事療法。米国糖尿病学会も2019年に「最も研究されている食事療法の1つ」と明言した。本書では、日本列島での人類の食の歴史や日米の食事療法の歴史、そして江部氏の自分史も交え、元気に歳を重ねる道を探る。
目次
第1章 超人的75歳、私の糖尿病人生と、健康の秘密
第2章 糖質制限の実際
第3章 なぜ健康長寿を実現できるのか?
第4章 インスリンの功罪
第5章 コレステロールの大切な役割
第6章 糖化と老化
第7章 がんと糖質制限食
第8章 日本列島でヒトは2万2000年間、肉食だった
第9章 糖尿病の食事療法のあゆみ
第10章 ここがおかしい日本の糖尿病治療
第11章 糖質制限食とエビデンス―カロリー制限との比較
第12章 解決・糖質制限食で起こる心配と問題
著者等紹介
江部康二[エベコウジ]
1950年京都府生まれ。医師、一般財団法人高雄病院理事長。一般財団法人日本糖質制限医療推進協会代表理事。’74年京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所を経て、’78年から高雄病院に勤務。2001年から「糖質制限食」による糖尿病治療に取り組む。’02年、自らの糖尿病発症を機にさらに研究に力を注ぎ、肥満・メタボ・糖尿病克服に画期的な効果がある「糖質制限食」の体系を確立、これにより自身の糖尿病を克服。’05年『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)で話題となり、以降、糖質制限のパイオニアとして活躍。豊富な症例をもとに研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。