出版社内容情報
古今東西、人類は似た夢を見続けている。襲われる夢、遅刻する夢、パートナー以外の人と性的関係を持つ夢……。実は人類は進化の過程でそんな夢を見る能力を獲得してきた。夢によって、感情や記憶が整理され、学習能力や創造性が高まり、将来の特定の病気を予測することもできるのだ。世界第一級の医療研究施設、米シティ・オブ・ホープの神経外科医が語る驚異の夢学最前線。
内容説明
人間に必要なものは睡眠ではない、夢なのだ!最新の夢研究と脳科学から、「夢を見ること」は人類が進化の過程で獲得した能力で、種として生き残るために不可欠なものであったことが明らかになった。夢は私たちの感情を調整し、記憶を処理・保存し、クリエイティビティを高め、学習を促進する。夢は将来の精神的および身体的な疾患を予測することさえある。神経生物学者で脳神経外科医でもあるラウール・ジャンディアル博士が、私たちの潜在意識の風景を探索し、なぜ人類が長年にわたり夢を見る能力を保持してきたのかを解説。夢が私たちの最も深い欲望について暴くものとは?また、明晰夢を通じて現実生活のスキルを磨く方法や、悪夢を書き換える方法、パーキンソン病やアルツハイマー病の兆候を夢で監視する方法も示す。夢の潜在能力と活用法に迫る話題作!
目次
第1章 夢を見るように進化した私たち
第2章 私たちには悪夢が必要だ
第3章 夢のなかで浮気するのはなぜか―性的な夢
第4章 夢は創造性を解き放つ
第5章 夢からわかる健康状態
第6章 夢の世界をコントロールする
第7章 明晰夢を誘発するには
第8章 夢を外から覗く、操作する―夢の未来
第9章 見た夢の意味を読み解く
著者等紹介
ジャンディアル,ラウール[ジャンディアル,ラウール] [Jandial,Rahul]
世界的に著名な脳神経外科医であり神経生物学者。米国ロサンゼルスの医療研究施設「シティ・オブ・ホープ」のジャンディアル研究所を率いながら、難易度の高いがん手術の執刀にもあたる。また、脳手術が必要なすべての子供にそれを届けるためのNPO、INCA(International Neurosurgical Children’s Association)を創設し、世界中の慈善病院や紛争地域に赴いて脳外科手術を自ら行ったり教えたりしている
橋本篤史[ハシモトアツシ]
翻訳家。法政大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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haruka
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