出版社内容情報
オランダ生まれのゴッホはゴーギャンやセザンヌらとともにポスト印象派を代表する画家である。ゴッホと言えば、思い浮かぶ絵は《ひまわり》かもしれない。また、《自画像》も有名である。しかし、他にも顕著な特徴をゴッホの絵に見出すことができる。それは、《星月夜》など星空が描かれた絵である。天文学者が「ゴッホは星空に何を見たのか」に着目し、ゴッホの絵に隠された謎を多角的に検証し、その奥深さに迫る。
内容説明
オランダ生まれのフィンセント・ファン・ゴッホ(1853‐1890)。フランスのポール・ゴーギャンやポール・セザンヌらとともに、ポスト印象派を代表する画家である。ゴッホといえば、“ひまわり”や“自画像”などが有名だ。しかし、他にも顕著な特徴を持つ作品を彼の絵に見出すことができる。それは、“星月夜”“夜のカフェテラス”“ローヌ川の星月夜”などに代表される星空が描かれた絵である。ゴッホは星空に何を見たのか?ゴッホはどんな星空が好きだったのか?本書では、天文学者が「ゴッホは星空に何を見たのか」に着目し、ゴッホの絵に隠された謎を多角的に検証し、その奥深さに迫る。
目次
第1章 夜のカフェテラス
第2章 ローヌ川の星月夜
第3章 星月夜
第4章 糸杉と星の見える道
第5章 ウジェーヌ・ボックの肖像
第6章 ゴッホが見た夜空と星の色
著者等紹介
谷口義明[タニグチヨシアキ]
1954年北海道生まれ。東北大学理学部卒業。同大学院理学研究科天文学専攻博士課程修了。理学博士。東京大学東京天文台助手などを経て、放送大学特任教授。専門は銀河天文学、観測的宇宙論。すばる望遠鏡を用いた深宇宙探査で128億光年彼方にある銀河を発見、当時の世界記録を樹立。ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プログラム「宇宙進化サーベイ」では宇宙のダークマター(暗黒物質)の3次元地図を作成し、ダークマターによる銀河形成論を初めて観測的に立証した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さつき
けんとまん1007
テト
くくの
kamekichi29
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