光文社新書<br> 生き延びるために芸術は必要か

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光文社新書
生き延びるために芸術は必要か

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334102951
  • NDC分類 704
  • Cコード C0270

出版社内容情報

私は2019年から現在まで、某大学で毎年数回の講義を担当させてもらっている。美術家としての私がその時々に考えたこと、伝えたかったことをお話しするのだが、これまでの議論を振りかえってみると、「生き延びる」というテーマに関連した内容が意外に多かった。(「はじめに」より)セルフポートレイト作品で知られ、「私」の意味を追求してきた美術家が、「生き延びるとは何か」というテーマに取り組んだ人生論ノート。

内容説明

先行き不安な時代…、「私」と「人間」のゆくすえを考える。セルフポートレイト作品で知られ、「私とは何か」を追求してきた美術家が、「生き延びる」ことについて綴ったM式・人生論ノート。

目次

はじめに なぜ、「生き延びる」なのか
第1話 生き延びるのはだれか
第2話 「私」が生き延びるということ・その1―フランシスコ・デ・ゴヤのばあい
第3話 「私」が生き延びるということ・その2―ディエゴ・ベラスケスのばあい
第4話 華氏451の芸術論―忘却とともに生き延びる
第5話 コロナと芸術―パンデミックを生き延びる
第6話 生き延びるために芸術は必要か―作品、商品、エンタメ、芸能、そして『名人伝』
第7話 芸術家は明治時代をいかに生き延びたか・その1―夏目漱石と『坂の上の雲』から明治を読み解く
第8話 芸術家は明治時代をいかに生き延びたか・その2―青木繁と坂本繁二郎が残したもの
おわりに 生き延びることは勇ましくない

著者等紹介

森村泰昌[モリムラヤスマサ]
1951年、大阪市生まれ。美術家。京都市立芸術大学美術学部卒業、同大学美術学部専攻科修了。’85年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真『肖像・ゴッホ』を発表。以降、今日に至るまで、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品をつくりつづける。国内外で多くの展覧会を開催。ヨコハマトリエンナーレ2014ではアーティスティック・ディレクターを務める。’18年、大阪市北加賀屋に「モリムラ@ミュージアム」をオープン。著書に、『自画像のゆくえ』(光文社新書)など多数。’07年、芸術選奨文部科学大臣賞、’11年、毎日芸術賞を受賞、同じく’11年、一連の芸術活動により紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

4
生きることを生き延びることに変えること。生き延びることは美を目的としてはいけない。ただ今日を生きるのみだ。いい悪いはない。結果としてそれを「美しい」「美しくない」と周囲が評価するのは構わない。しかし、「美しい」という評価を得ようと生きてはならない。目的ではなく結果でありたい。2024/09/10

はちまる

3
タイトルに惹かれたのだけれど、答えは見つからなかった。森村さんにそれを求められるのかと思い、本を買って失敗したかとも思ったが、「アイデンティティが空白」というテーマの作品に対する批判の言葉を赤裸々に書いていて正直な人と思った。司馬遼太郎『坂の上の雲』と夏目漱石『三四郎』の比較は「ほー」と思った。『竜馬がゆく』を読んだところなので、なるほどなと思った。これから『坂の上の雲』を読もうと思っているから余計に。「生き延びる」というのはどういう意味なのか、芸術が生き延びることなのか。2024/09/18

rou

3
「生き延びるために芸術は必要か」この問いに対して必要か不要かを結論づける書籍ではなく、生き延びるというテーマを、芸術を交えた多方面から考える書籍だと思いました。芸術家が時代をどう生き延びてきたかを下地に、今を生き延びるために必要な考え方というものが見えてくる気がしました。まばゆい勇ましさも時には必要でしょうが、したたかな牛のように生き延びる必要性を説いています。2024/07/18

oooともろー

2
若干タイトルと内容にズレはあるが、生き延びるために求められる価値観も様々。2025/04/15

Ramo

2
Las Meninasを見た時のあの違和感を言葉で言われると次は違和感なくなるのかな。2024/06/03

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