勇気論

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  • サイズ 46判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334102890
  • NDC分類 158
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いまの日本人に一番足りないものは何だろうか?
本書では、“モヤモヤを抱えた編集者との往復書簡”によって、内田樹が「勇気」の意味を考察します。
ジョブズ、フロイト、孔子、伊丹万作、河竹黙阿弥、大瀧詠一、パルメニデス、富永仲基……思いがけない方向に転がり続けた二人のやりとりは、結論にたどり着くことができるのか。
読み終わる頃には、あなたの心はフッと軽くなってるに違いありません。

内容説明

モヤモヤを抱えた編集者との“カウンセリング”往復書簡。ジョブズ、フロイト、孔子、伊丹万作、河竹黙阿弥、大瀧詠一、パルメニデス、富永仲基…話頭は転々として奇を極め―。いまの日本人に一番足りないものは何だろうか?読めば心が軽くなる―ウチダが綴る9通のメッセージ。

目次

1通目の手紙 勇気とはいったい、何なのでしょうか?
1通目の返信 かつて勇気に続く徳目は「正直と親切」でした。
2通目の手紙 勇気は、狂気と関係あるのでしょうか?
2通目の返信 孔子は、「勇気があれば敗けることができる」と言いました。
3通目の手紙 「ネクタイ締めてるやつは信用するなよ」と父に言われたのですが…。
3通目の返信 「信用できる人間」の見極めは死活問題です。
4通目の手紙 職員室に呼び出された記憶を思い出しました。
4通目の返信 ルールよりも直感に従うこと。味わい深いエピソードですね。
5通目の手紙 きっかけはユーミンでした。
5通目の手紙 その2 「勇気前」と「勇気後」で、見える世界が変わりますね。
5通目の返信 僕は、無言の圧力に耐えて朗らかに笑う大瀧詠一に感動しました。
5通目の返信 その2 知性は、問いに触れることで活性化するのです。
6通目の手紙 「勇気がなくなった時代」に何が起こっているのでしょうか?
6通目の返信 日本人は「意地悪」になりました。
7通目の手紙 社会を意地悪でなくする方法とは何でしょうか?
7通目の返信 正直であるためには、知性的・感情的な成熟が必要です。
7通目の返信 その2 正直であるためには、自分から離れることが必要になります。
7通目の返信 その3 親切とは、「惻隠の心」。考えちゃダメなんです。
8通目の手紙 高い報酬を得るためには、人が嫌がる仕事をやる必要があるのでしょうか?
8通目の返信 感受性を鈍くする生き方は自滅的です。〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

65
勇気、正直、親切。そして、自分のヴォイス。どれもこれも、内田節でありながら、自分の腑に落ちる。もやもやっとしているものを、言語化してくれるのが内田先生。孤独を恐れないこと、流れに流されないこと、周囲の気配を感じ取ること。そして、まとまるのを待たずに、穏やかに表現すること。決して簡単ではないが、ますます大切になってきた視点・思想・哲学だと思う。その根っこにあるのが、自分の視点をどこに置くのか、どこへ向けるのかだと思う。まさに、勇気をもらった1冊。2024/07/20

tamami

65
内田さんの著書を年に何冊か読んでいる。書かれたことの大抵は忘れてしまうのだが、日常の中でフッと「そう言えば内田さん、こんなことを言っていたな」と思い出す瞬間があって、判断の拠り所にすることがある。本書も既刊の著作と同様、いつもの内田さんの言行録という感じであるが、記された警句や事例を、先々効いてくる薬のように服用する。本書は内田さんが以前から知り合いの編集者との往復書簡集という形で、「今の日本人に一番足りないもの・・・勇気」について書かれているが、彼一流の引用術と比喩力の賜で、あっと言う間に読めてしまう。2024/07/19

ムーミン

33
図書館本でしたが、線を引きたい箇所がたくさんあって、自分で購入したいと思いました。2024/08/27

kan

26
内田先生はいつも一貫して勘とか気配とか直感のようなもの、言葉で表しにくいものを大切にしなさいとおっしゃられ、頭をぐるぐるさせてくれて、ふとした時に、ああそうかこういうことか、と腹落ちする体験へと導いてくれる。今回の勇気論も、武道家哲学者らしく、勇気・正直・親切の核心、正義との違い、勇気と友情の相性の悪さ、心の声に耳を傾けること、察知する力をつけることなど、人間が大切にしなければいけない根幹をあらためて説いてくれる。コスパ重視、タイパ意識、意地悪な社会へ進みがちな今だからこそ、読んでよかった。2024/10/27

ジャンズ

22
内田氏のことは以前から気になっていながら、初めての本でした。編集者古谷さんとの往復書簡で構成されている。内田氏のたくさんの引き出しの中から分かりやすくテーマに向かって論じてくれている。勇気とは「孤独に耐える(いつか他者と連帯できると信じるものを持ちながら)」、もうひとつは「ごめんなさい」と言えること。伊丹万作の言葉から....戦争責任において「騙されるというのは意志の薄弱からくる」ので「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」 現在社会ではカルトや詐欺に置き換えられる2024/08/28

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