出版社内容情報
発達心理学者・ボウルビィが提唱したアタッチメント(愛着)は母子間の特別な絆と考えられがちであるが、実際には子どもにとって重要なすべての大人との間に形成されうる。本書ではアタッチメント理論をベースに、子どもが大人とのかかわりの中でどのように心を育て、生きる力を得ていくのかをやさしく解説。親や養育者はもちろん、保育士や教師、そして子どもを愛するすべての大人に捧げるアタッチメント理論の実践的入門書。
内容説明
ジョン・ボウルビィが提唱したアタッチメント(愛着)は母子間の特別な絆と考えられがちだが、実際には子どもにとって重要なすべての大人との間に形成されうる。本書では、子どもが身近な大人との関わりの中でどのように心を育て、生きる力を磨いていくのかを、心で心を思うことをベースにわかりやすく解説する。家庭の養育者や幼児教育・保育、学校の先生はもちろん、子どもを愛するすべての大人に読んでほしいアタッチメント理論の新たな入門書。「この本が、子どもの心を思い、子どもに関わる大人の心を思い、そしてあなたの心を思う時の灯になれば幸いです(終章より)」。
目次
第1章 幸せな子どもはくっついて育つ アタッチメント理論の概要
第2章 大人が子どもにできること 安定したアタッチメントの背景
第3章 大人のこころで子どものこころを思う 子どもへのメンタライジング
第4章 子どものこころはどこにある? 赤ちゃんへのマインド・マインデッドネス
第5章 そうして子どもに育つもの アタッチメント関係
第6章 人生を歩むちから アタッチメントと非認知能力
終章 伸びゆく子ども いつでもここから…
著者等紹介
篠原郁子[シノハライクコ]
九州大学教育学部卒業。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(教育学)。専門は発達心理学、教育心理学。国立教育政策研究所生徒指導・進路指導センター、および幼児教育研究センター主任研究官等を経て関西外国語大学外国語学部教授。2024年度より立命館大学産業社会学部教授。乳幼児期の社会情緒的発達を中心に、親子関係、幼児教育・保育の研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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