出版社内容情報
江戸の町に人斬りをする乱心者が出現。公事宿「巴屋」の主彦兵衛から話を聞いた出入物吟味人の日暮左近は、その乱心者が次々に人を斬るのを間近で目撃した。左近は、乱心者の背後に丹波忍びの影を嗅ぎ取る。そして、その丹波忍びは、人を操る術を使うことがわかってきた。次々に人を「鬼」とする「傀儡の術」を操る丹波忍びとの対決が迫る……。日暮左近は、その忍びに打ち勝つことができるのか。人気シリーズ、驚愕の第十七弾!
内容説明
江戸に人を殺す「鬼」が出現し、人々を恐怖の渦に巻き込んだ。公事宿『巴屋』の出入物吟味人を務める元秩父忍びの日墓左近は、主の彦兵衛から話を聞いて怪訝に思い、調べることにした。すると、鬼となっている者たちにそれぞれ事情があり、背後に疑わしい存在が浮かび上がった。迫力の忍者活劇はもちろん、最後にそっと涙が流れる感動の傑作。シリーズ第十七弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年北海道生まれ。テレビドラマの脚本家、監督として活躍後、時代小説家としてデビューし、一躍人気作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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