光文社古典新訳文庫<br> ドラキュラ

個数:
電子版価格
¥1,672
  • 電子版あり

光文社古典新訳文庫
ドラキュラ

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年02月16日 11時22分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 840p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334100858
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

トランシルヴァニア山中の城に潜んでいたドラキュラ伯爵は、獲物を求めて英国ロンドンへ向かう。嵐の中の帆船を意のままに操り、コウモリに姿を変えて忍び寄る魔の手から、ロンドン市民は逃れることができるのか。吸血鬼文学の不朽の名作。

内容説明

トランシルヴァニアの城に潜んでいたドラキュラ伯爵は、さらなる獲物を求め、嵐の中の帆船を意のままに操って海を渡り、英国へ向かう。時にコウモリに姿を変えて忍び寄る魔の手から、ロンドン市民は逃れることができるのか。吸血鬼文学の代名詞たる不朽の名作を、読みやすい新訳で。

著者等紹介

ストーカー,ブラム[ストーカー,ブラム] [Stoker,Bram]
1847‐1912。アイルランド、ダブリンで官吏の家に生まれる。ダブリン大学トリニティ・コレッジを卒業すると、官吏として勤めながら劇評や短篇などを執筆。オスカー・ワイルドの元恋人と結婚した後、劇場のマネージャーとなる。短篇集や紀行を出版後、1897年に『ドラキュラ』を出版。彼の死後、1927年にハンガリー人俳優ベラ・ルゴシを主演に迎えての舞台化は、ブロードウェイやアメリカ西海岸で大成功をおさめ、’31年には同じルゴシ主演で映画化(『魔人ドラキュラ』)もされている。その後もドラキュラのイメージは多くの怪奇映画やホラー小説に用いられている

唐戸信嘉[カラトノブヨシ]
1980年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。白鴎大学准教授。研究分野はイギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

66
吸血鬼の登場する日本のミステリからの流れで読んだ。2023年の新訳で本文の長さは800頁あるが、丁寧な註や地図が付き、楽しんで読めた。もっと古めかしい小説かと思っていたが、手記や書簡から成る構成も面白いし、19世紀末の科学主義に、ドラキュラ(悪)対カトリック(善)、気高い女性と彼女を守る男性の騎士道が重ねられ、ごたまぜ感に思想史や社会史の連想が広がる。訳者の唐戸さんの詳しい解説が参考になる。トランシルヴァニアの古城に旅情をそそられ、観光できるお城があるならぜひ行ってみたいと思う。2024/11/02

まさ☆( ^ω^ )♬

16
創元文庫の平井呈一訳「ドラキュラ」を近年に読んだが、小さい字がびっしりかつ、少々古めの訳だったので苦戦した記憶がある。新訳が出たら再読しようと思っていたので丁度良かった。本編800頁弱の分厚さだったが、非常に読み易くて全く苦にならなかった。光文社古典新訳文庫では、吸血鬼文学が続々と刊行されているみたい。これは楽しみだ。次は、新訳で「カーミラ」を読みたい。解説も良くて、ドラキュラ伯爵は弱者であるとの考察には目から鱗だった。2023/10/31

よしくん

11
最高に面白い!!!!日記を主とした書簡体小説だが、肝心の日記の日付に誤りが散見される。これは執筆上の誤記なのか、故意なのか?作中で実は大部分の書簡は燃やされていて、実は作品を構成しているのはタイプし直したものである事が分かるなど、タイプミスや勘違いが仄めかされる。また、冒頭と最後でお話の信憑性についての思わせぶりな記述もある。作者はわざと日付を間違えて書くことで、話の信憑性をぐらつかせているのでは。実は吸血鬼を退治したのも勘違いで、ロンドンにウジャウジャいて...なんて考えるとより恐ろしくて楽しい。2024/05/06

ひでお

10
これだけ有名な作品にもかかわらず、これまで読んだことがありませんでした。書簡体小説であることも驚きでした。ホラーというには恐怖感はありませんでしたが、時代の違いなのでしょう。ただ、やはりキリスト教至上主義の片鱗が見えますし、ロマの人びとへの偏見もあるように見えました。あと、本書の翻訳はやや癖があるようにも思えました。とはいえ、スリルとサスペンスの詰まった作品で、深く読み解かずにわくわくする冒険に身を委ねるのが正しいのかもしれません。2024/03/15

masabi

7
ロンドンで暗躍するドラキュラ伯爵にヴァン・ヘルシング博士が対峙する。ルーマニアに招かれた弁護士の手記に始まり、全編が手記、日記、書簡で構成される。序盤はホラーもの、原因不明の貧血症の対応、そこから吸血鬼にいかに対応するかへと一転する。古典だからという軽い気持ちで選んだため800ページに怯んだが、楽しく読めた。吸血鬼退治はアクションの多い劇的なものを予想していたが、棲家を潰し弱点をついた静かな幕切れだった。科学主義に対してカトリック信仰など解説も多く理解が深まった。2025/01/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21588755
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。