出版社内容情報
新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説が。アドヴァンス・ヒルの住人は、悩みをカバヒコに打ち明ける。成績不振の高校生、ママ友と馴染めない元アパレル店員、駅伝が嫌な小学生、ストレスから休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長。みんなの痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。
内容説明
公園の古びたカバの遊具、カバヒコ。カバヒコに触れると、治したいところが回復するという。誰もが抱く小さな悩みにやさしく寄り添う青山ワールドの真骨頂。
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akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
1064
青山 美智子は、新作中心に読んでいる作家です。 ヒポポタマス連作短編集、本屋大賞にノミネートされた作品に比べると弱い気がしますが良作でした。オススメは、『奏斗の頭』&『紗羽の口』です🦛🦛🦛 https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/97843341005202023/10/27
しんごろ
1044
公園にある古びたカバの遊具、人呼んでリカバリー・カバヒコ。カバだけにね。そのカバヒコには、自分の辛い体の部分を触ると回復するらしい。ずっと雨にさらされ風にもさらせれ、毎日誰かを元気にしてくれるカバヒコ。そりゃ色が剥げたりするわな。そのカバヒコをたまには綺麗に拭いたりして、カバーしてあげたい。カバだけにね。元気、勇気、気づきをくれて、道標を示してくれる、人呼んで道標の青山美智子。“みち”だけにね。今作も、繋ぎに繋いで別名、繋ぎの青山美智子の本領発揮。青山美智子ワールドにリカバリーされること間違いなしです。2023/10/10
さてさて
1027
『カバヒコってね、すごいんだよ。怪我とか病気とか、自分の体の治したい部分と同じところを触ると回復するって言われてるの』。五人の主人公たちがそれぞれの人生に思い悩む姿が描かれたこの作品。そこには、他人には決してうかがい知ることのできない心の葛藤を見る物語が描かれていました。決して特別ではない主人公たちの苦しみを自分に置き換えてもしまうこの作品。読後、近くの公園の『アニマルライド』に触れてみたくもなるこの作品。“大丈夫。私たちはきっと、リカバリーできる。”、という本の帯の言葉が優しく心に響いてくる作品でした。2023/09/24
青乃108号
944
このぐらい読みやすい本だと疲れなくて丁度良いな。5話収録の連作短編集。古くからある公園の、塗装の剥げたカバの遊具が繋ぐ人々の物語。小ぢんまり纏まった無難な仕上がりで いかにも万人受けしそうな内容。カバに触ると体の悪い所がリカバリーされるって。まあどれも大して重症じゃないし、時間薬で自然治癒しそうなものばかりだし、結局 各話の主役が皆、同じマンションに住んでるって設定も小ぢんまりさ加減に拍車をかけてるし。何か偏屈だなあ、俺。素直に 感動しましたって書けないのかなあ、俺。近所の公園にカバヒコ、いないのかなあ。2026/04/05
うっちー
934
青山さんらしいほっこり系!年代性別問わずほっこりできます2023/10/11




