Kappa novels
獅子の門 鬼神編

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  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334077211
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

武林館が主催する総合格闘技ルールのトーナメント、佳境へ!投げ技にこだわりぬく柔道王・岩神京太。敗北の記憶とたゆまぬ稽古を心身に刻む鳴海俊男。ブラジリアン柔術界最強マリオ・ヒベーロ。そして、周囲の人々を振り回す格闘ジャンキー・鹿久間源―。激闘の果て、彼らの雌雄が決するとき、遂に、羽柴彦六と久我重明の拳が相まみえる!不世出の格闘群像劇、万感胸に迫る完結編!!

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。東海大学文学部卒。1977年、「奇想天外」誌に掲載された「カエルの死」でデビュー。以降、多くのヒット・シリーズを生みだし、実力派人気作家としての地歩を確立した。1989年、『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞を受賞。1990年、第21回星雲賞を受賞。1991年、「上段の突きを喰らう猪獅子」で第22回星雲賞を受賞。1998年、『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。2011年、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞と第5回舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

64
「草原の上を、風が渡ってゆく。」この一行から始まった『獅子の門』群狼編・昭和60年刊。人と人とが素手で闘う格闘小説を、29年も追って来た身には、完結が嬉しくもあり、哀しくもあり。物語の軸であった羽柴彦六と、彦六を喰う程のキャラと化した久我重明。全身黒ずくめの衣服‐髪も皮膚も視線も、吐く息も声すらも鉄のように黒い「暗器の重明」のルールは「闘いが終わった時に、立っていた方が勝ちということです」スポットライトの当たる場所に二人の闘いの舞台は無い。夜の新宿御苑・レフェリー無用の闘い。最後に立っていたのは・・→2014/03/25

ntahima

31
時の流れは誰にも平等なので基本的には若い人を羨ましいとは思わない。但、この本を読みながら自分が30歳若かったら...と思った。別に格闘技がしたい訳ではない。若い読者ならこのシリーズを1巻から8巻まで通しで読める。私の様なリアルタイムな読者が1巻を手に取ったのは30年前のこと。だいたい4年に一冊出る勘定。オリンピックか!当初、ひとりの青年と5人の少年のビルドゥングスロマンの筈が途中から登場人物が増殖し続け収拾がつかなくなり最後は駆け足で終了!これが夢獏スタイル。まあ、30年読み続けたのだから面白いのは確か!2014/06/07

miroku

18
30年かけて完結。30年で8冊・・・。『飢狼伝』との差別化は・・・。まあ、いいか。2016/09/05

Dai(ダイ)

15
いや~、長かった!約30年か!?30年でたったの8冊。しかも薄く行間たっぷりの本で、実質2巻で1冊分くらいであろうか。だけど内容(ほぼ格闘シーンのみ)はとてつもなく濃い緊張感!格闘技に憧れる生半可な気持ちをぶったぎってくれる。だってこれは格闘技ではなく、殺し合いだから。狂った男たちの美しい(?)試合(死合い)。本来決闘とはこういうことだろ。負けイコール死なのである。いやぁ、怖いね~!読み終わって肩の荷が降りた感じだよ。1巻から一気に読み返してみたい気もするがどこにあるかなぁ?なにせ30年前だからねぇ。2015/05/09

夢道場

15
一冊ほぼ格闘シーン⁉︎夢枕獏の格闘小説は熱い‼︎特に久我重明VS水上喜左衛門の戦いは壮絶の極み、これが際立ち過ぎて本来のメインイベントの久我重明VS羽柴彦六が呆気ない感じがしました。2014/09/16

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