内容説明
霧舎巧、新本格の名品をふたたび「もどく」。記憶喪失が治ったはずの探偵・吉田さん。しかし、かわりに失ってしまった仲間との思い出を呼び覚まさんと、看護師・上岡エリがなりきり名探偵となって、吉田さんを彼女の相棒に指名する!ミステリマニアのてんぷら屋の大将、コスプレマニアのエリの姉・姿子。まとまりのないメンバーとともに、探偵コンビが怪しげな組織の陰謀を華麗な推理でサックリ解決!?二階堂黎人、森博嗣、北村薫、西澤保彦、芦辺拓、麻耶雄嵩、オリジナル作者公認、新本格ファンもどきどきの霧舎ワールド、全開!満を持して作者が自らを「もどい」た新作書下ろしも収録。
著者等紹介
霧舎巧[キリシャタクミ]
1963年神奈川県生まれ。’99年、『ドッペルゲンガー宮“あかずの扉”研究会 流氷館へ』で第12回メフィスト賞を受賞。島田荘司氏命名のペンネームでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
44
森さん以外は原作を読み終えたので読んだ。登場人物が多く、詰め込みすぎなのが難点だが、原作を思い出してニヤニヤする作品と思って楽しんだ。2014/08/14
END
10
『《おかずの扉》研究会』に惹かれて借りたはいいものの、他の作品をひとつも読んだ事がない上に前作も読んでない。その上肝心の『《あかずの扉》研究会』の設定もうろ覚えだから、どこをもどいていたのかサッパリだった……。それより、霧舎さん『《あかずの扉》研究会』の新作は書かないのかな?2014/01/25
ArcCosine
9
元ネタを知らないと楽しめない一冊。色々工夫を凝らしすぎてマニア以外はニヤリと出来ない箇所が多すぎる。むしろ、まあ、これだけのネタを良く詰めたなと褒めたいくらい。2014/02/05
まじょ。
4
『新本格もどき』続編。再読。変わらず新本格の有名作品をもどいているのだが…変に教団関係の縦軸を入れてしまったばっかりに複雑&強引なものになってしまった。吉田さんの記憶を取り戻すために普通にもどくだけで良かったのに。好きな趣向だけにとても残念です2017/08/01
チャボ
4
「もどき」自体は愉しい。が、いかんせん前作の内容をすっかり忘れていたので不明な点が多々あり。前作と一気読みする方が良かったか。2011/04/06
-
- 和書
- 白兎先生は働かない