内容説明
新米刑事の香月七海は、現場検証で両目をくり抜かれた死体と対面して嘔吐し、猟奇事件特別研究室（通常マル奇）に左遷された。室長の美咲嶺―警視庁でも噂の奇人・変人、実は辣腕心理分析官である―の扱いにも慣れてきた矢先、またしても眼球をくり抜かれた死体が発見されたという報告が届く―。続く犯行と見えない犯人像。犯人は誰なのか？そしてその異様な犯行動機とは！？まれに見る間抜けな新米刑事と奇人のプロファイラー、二人は犯人を突き止めることが出来るのか。
著者等紹介
船越百恵［フナコシモモエ］
１９７８年、千葉県生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっぴ
4
連続殺人を扱ったミステリ。。この本は猟奇殺人物であり、プロファイラーが登場する警察物。このタイプの本には珍しく、読み易く軽い読み味なのでさーっと読み終えました。悪く言えば緊張感に乏しい読感です。ミステリの初心者向けだったら東野氏の方が良いだろうし、ラノベだとしたら血が多すぎる……少し中途半端かも。。逆に主人公のドジっぷりが好きになる人もいるかもしれません。物語の目新しさや魅力的な謎、驚愕のトリックは無いが気楽に楽しむと考えると良い本でした。2014/12/09
left7
2
気味が悪い話でしたが、それだけではなくしっかりしたミステリーでした。2006/08/23
たこやき
2
事件そのものは、かなり猟奇的でえぐいものになるが、七海＆美咲を始め、登場人物のやりとりがライトノベル風の軽いものであるため良い具合に中和されて読みやすかった。なぜ「生きたまま目を剔るのか？」という謎の作り方も良い。ただ、やりとりとかの部分が長いが故、事件捜査がかなり短く感じられ、もう少しその辺りが描いて欲しかった、と感じる。2009/12/02
ホームズ
2
微妙・・・。2006/02/28
蕭白
1
久しぶりに読みましたが、七海ちゃんのキャラがとても良かったです。愛すべき天然キャラとでも言うべきか・・・。美咲さんとの掛け合いも◎でした。とても期待していた作家さんなのですが、どうなさっているのでしょうか？2012/02/25
