内容説明
横須賀市の高台に住む大垣一族の三男・健三の息子・佳也が誘拐された。佳也は健三の妻・由美の連れ子だった。犯人は現金五千万円と純金のインゴット十キロを要求。横須賀中央署・松木充穂署長は、ただちに渡辺喜代婦警らを健三宅に潜入させ、逆探知装置を設置。だが犯人は警察を翻弄。なぜ総重量十五キロもの身代金を要求したのか?しかも横須賀ならではの意表をつく方法でそれの奪取に成功!松木の推理からある結論が…舞台は佐渡へ。姿を現わした意外な真犯人とその恐るべき過去。かつて、これほど克明に誘拐捜査を描いた作品があったろうか?驚愕の警察推理小説傑作・第三弾。