出版社内容情報
重国籍者や無国籍者は、どう国籍と向き合い、どんなアイデンティティを持ち、どんな暮らしを送っているのか。国籍の真相に迫る。
内容説明
自ら「無国籍者」として人生の大半を過ごしてきた著者が、無国籍や複数国籍の当事者に焦点をあて、彼ら/彼女らがこれまでどのような経験をし、何を思って生きてきたのか、どんなアイデンティティを有しているのかを記すことで、「国とは何か」「国籍とは何か」を根本から考える。
目次
プロローグ―「無国籍者」として生きてきた私
第1章 「国籍」ってなに?
第2章 国々のはざまに生きる華僑華人
第3章 生まれながらの複数国籍
第4章 国籍の剥奪
第5章 「無国籍ネットワーク」の発足、ドキュメンタリー番組
第6章 身近な問題
第7章 国家の矛盾
エピローグ―人類が向かうべき社会
著者等紹介
陳天璽[チンテンジ]
1971年横浜中華街生まれ。’72年、日中国交正常化、日華(台)断交により生後間もなく無国籍となる。早稲田大学国際学術院国際教養学部教授、NPO法人無国籍ネットワークの代表理事。筑波大学大学院国際政治経済学研究科修了。博士(国際政治経済学)。ハーバード大学フェアバンクセンター東アジア研究所、同大学法学部東アジア法律研究所研究員。日本学術振興会(東京大学)特別研究員、国立民族学博物館准教授を経て現職。2019~’20年、シンガポール国立大学客員教授。華僑・華人問題をはじめ、移民・マイノリティ問題、国境・国籍問題に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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