出版社内容情報
著者自身が開発し、世界中で教育している緑内障の知識や手術方法をも交えながら、緑内障の正しい知識と治療法を解説する。
内容説明
日本の失明原因の第一位であり、数百万人の患者が存在するといわれる緑内障。実はいまだに原因不明である。予防や進行を抑えるために「眼圧のコントロール」が重要とされるが、眼圧上昇だけではなく、視神経への栄養・酸素供給のための血流不足、視神経への機械的圧迫などが発症原因と推測されている。欧米では失明しない病気になりつつあるが、日本では多くの人が、正しい情報を知らないが故に放置しており、視野欠損に気づかないまま症状を悪化させている。長寿社会では全ての人にとって避けて通れない病となった緑内障について、本書では、世界最高レベルの眼科外科医が、最先端の国際眼科学会で結論付けられた知見や技術に基づいて、自身が開発した手術法にも触れつつ、正しい知識と最新の治療法を解説する。
目次
プロローグ―「本当のことは隠されていることが多く、真実は探す努力をしなくてはならない」
第1章 緑内障とはそもそも何なのか?
第2章 目の不具合、目の検査
第3章 緑内障を診断する
第4章 眼圧がなぜ上がるのか?
第5章 緑内障の薬物治療
第6章 緑内障の手術治療
終章 眼圧以外の原因、誤診、そして緑内障治療の未来
著者等紹介
深作秀春[フカサクヒデハル]
1953年神奈川県生まれ。運輸省航空大学校を経て、国立滋賀医科大学卒業。横浜市立大学附属病院、昭和大学藤が丘病院などを経て、’88年深作眼科を開院。眼科専門医。米・独などで研鑽を積み、世界的に著名な眼科外科医に。白内障や緑内障などの近代的手術法を開発。米国白内障屈折矯正手術学会(ASCRS)にて常任理事、眼科殿堂選考委員、学術賞審査委員、学会誌編集委員などを歴任。世界最高の眼科外科医を賞するクリチンガー・アワード受賞。ASCRS最高賞を20回受賞。深作眼科は日本最大級の眼科として知られ、20万件以上の手術を経験。画家でもあり個展を多数開催。多摩美術大学大学院修了。日本美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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