光文社新書<br> 知ってるつもり―「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方

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光文社新書
知ってるつもり―「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方

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  • サイズ 新書判/ページ数 248p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045661
  • NDC分類 002.7
  • Cコード C0237

出版社内容情報

ピンポイントの疑問を持てるように知識を整備し、ピンポイントにわからなくなるように知識を操作することを考える一冊。

内容説明

世の中には「知ってるつもり」があふれている。「知ってるつもり」はなぜまずいのか?認知科学・認知心理学の知見によると、われわれは手持ちの知識を使うことでしか対象を見ることができない。システム化されていない断片的な“知識”だけでは、きちんとした疑問や推測が起きないのだ。虚心坦懐に対象を眺めれば疑問が湧いてくるということはあり得ない。ピンポイントの疑問を持てるように知識をシステマティックに整備し、ピンポイントにわからなくなるように知識を操作する必要がある。いわば知識を使ってわからなくなる、わからなくすることで問題を発見するのだ―。ロングセラー『わかったつもり』刊行から16年。今最も求められる「問題発見力」を身につけるための方法を解説。

目次

第1章 「知ってるつもり」をなぜ問題にするのか(「知ってるつもり」;私たちはこんなマズイ知識の中で育っている;知識に関するいくつかの誤解)
第2章 「共通性」と「個別特性」によるものごとの捉え方(多様なものを捉える;「共通性」と「個別特性」;特異なものを捉える)
第3章 孤立した知識への対応(繋がっていない知識;孤立した「知ってるつもり」は疑問を生まない;孤立した知識への対応)
第4章 知識システムと教育(これも「共通性」と「個別特性」;公式の罪;学習理論と教育)
第5章 知識システム構築に関する留意点(驚きからのスタート;知識のフル活用が「わからない」に繋がる;単純化と不整合)
引用・参考図書

著者等紹介

西林克彦[ニシバヤシカツヒコ]
1944年生まれ。東京工業大学理工学部卒業。東京大学大学院教育学研究科博士課程中退、同助手。’76年宮城教育大学講師。助教授、教授を経て2010年に退職し同大名誉教授。’18年まで東北福祉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いっち

32
著者の『わかったつもり』が面白かったので、手に取った。本書は難しかった。サブタイトルに、「問題発見力」を高める「知識システム」の作り方、とあるが、まず「知識システム」がよくわからない。自分なりの解釈では、①知識を整理(わかる部分とわからない部分に分ける)、②わからない部分をわかるようにする、③わかる部分が増える、で構築されるのものが「知識システム」。まず、わからないものをハッキリさせ、ハッキリしたわからないものを、わかるようにすることで、知ってるつもりは改善される。言うのは簡単だが、実際にやるのは難しい。2023/12/23

羊山羊

17
「知ってるつもり」のとしての知識をいかにシステム化していくかを語る1冊。あるカテゴリの全体に貫徹する「共通性」と、そのカテゴリ内の物それぞれが持つ特徴「個別特性」に物事を分類するというのがミソで、知っているだけの個としての知識を、色々な共通性でフィルタリングすることで、知識をガンガン体系化していく。タイトルに比してとってもクリエイティブな1冊で、大満足でした。定期的に頭の中に思い浮かぶ様にして、読書とかに役立てたい。 2024/11/10

まゆまゆ

12
「わからない」ことをわかるためには、「わからない点」をはっきりさせることが必要だが、そのためには周辺知識を得る必要があることを説く内容。周辺知識を得ようとするときには、全くわからない時と知ってるつもりという状態の2つの壁が立ちふさがっている。定義だけを保持して知ってると思い込んでいるだけで、逆に周辺知識があると、知らない領域があることに気付きやすい。知識を得ようとするのは大変だ(笑)2021/12/06

Sumiyuki

7
良書。孤立した知識を体系化していく術。抽象/具象や演繹/帰納とやらの言葉は使わず、共通性/個別特性を用いる。共通性は機能にも言い換えられる。その具体化したものが各事象である個別特性。各個別特性を分けるのは条件。その条件が当てはまる範囲を明確に。@次の段階に進むための「わからない」ことを見いだすために、素朴であっても自分のわかった範囲でモデルや知識システムを作ることが大事@単純化で積極的に不整合を洗い出し、そこでより精緻な知識システムを構築していくことも可能ですし、システム構築の有力な手段2024/11/30

ジーフー

7
詰め込み教育の問題点は、取り入れた知識の質であり、知識システムがしっかりとした形で多量に知識を保持していれば問題ない。「知っているつもり」を生きた知識システムに変えていき、疑問を生じやすい生きたシステムにするメカニズムが書かれている。 いやぁやっぱり教員は、教えることだけ、教科書に書いてあることだけ分かっているのではダメなのだなぁと改めて納得した。 2022/04/03

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