出版社内容情報
インサイトとは、ビジネスにおいて最も重要な「人を動かす隠れた心理」だ。データサイエンスによりインサイトを掴む方法を指南。
内容説明
人間を観察するための「生活14カテゴリ」、「ベタ」を知るための「既存価値年表」、新たな気づきを得るための「n=1の新奇事象」、売れるサービスを設計するための「欲望マンダラ」…etc.「インサイト」敵を知り己を知れば百戦殆うからず。消費者の嘘を見極め本音を知り、ヒットを生み出すための法則!
目次
第1章 「充たされた時代」を打破する(「だいたい良いんじゃないですか」だった平成30年間;インサイトを発見するためのフレームワーク ほか)
第2章 「オポチュニティ」を探し出す(「人間」を見に行く―市場や競合は「既存顧客」に定義される;既存価値年表―この範囲内は面白くないと定義する ほか)
第3章 「インサイト」を探し当てる(価値事象―「この商品を買わない理由は?」と聞くほど真実から遠ざかる;写真投影法―まるで共感覚のように写真で再現する ほか)
第4章 「アイデア」を生み出す(ナッジ―人を動かすアイデアの考え方;テスト―アイデアを検証する ほか)
著者等紹介
松本健太郎[マツモトケンタロウ]
龍谷大学法学部政治学科卒業、多摩大学大学院経営情報学研究科修了。2018年より株式会社デコムに参画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再生の序章
30
「トイレをいつも綺麗に使って頂きありがとうございます。」 たまにコンビニで見かけますが、良いナッジだと思います。 この書き方には、「綺麗に使え!」の強要はないけど。 「いつも綺麗に使って」に、後始末を意識しなきゃいけなくなる。 心理をくすぶります。 類似品はあるけど、「これじゃなきゃ駄目!」というきっかけ。そもそも無意識にある不便さやこんなのあったらいい!の見つけ方から商品開発の作り方を参考文献からわかりやすく書かれていて面白かったです。 本の中で串カツ田中が沢山出てきて、行きたくなりました笑2022/04/24
チューリップ
7
企画とかの仕事をしている人が読むと参考になりそうというか、そういう人を想定して書いている本なんだろうな。今までになくて確実に需要のあるアイデアを生み出すのって本当に大変なんだろうなというのを読んでいて感じた。串カツ田中が例によく出てくるから行ってみたくなった。マクドナルドの例が個人的に分かりやすかった。確かに自分はマックにヘルシーな物は求めていないなあと読みながら思った。2023/01/16
gotomegu
7
キンドルで間違えて買ってしまった。インサイトについての内容なんだけれど、むーん。今あるものをあたかも価値があるように見せかけて売ろうとしているとしか思えない。x インサイトってそういうものじゃないよね? 見え方をちょっと変えてるだけで、モノ至上主義そのままな考え方のように感じた。上げている例が具体的すぎるからそう感じちゃうのかな? ヤモヤして読了。2020/05/31
前田まさき|採用プロデューサー
6
①消費者を見て、「こんなことやってるんだ!」と思える新奇事象を発見する ②新奇事象を俯瞰し、消費者が潜在的に感じている価値=オポチュニティを作成す る。 ③オポチュニティを掲げて、独自に実践している人を探し、その内容(価値事象)を調査する ④実践している人の価値から照らして、 インサイトを導き出す ⑤生み出したインサイトを、アイデアに活かす2022/08/15
higassi
5
★★★★☆ 2月に著者の講演を聴き、その後「データサイエンス『超』入門」を読んでからの本書でしたので、「下地」を持って読むことができました。事例が身近なテーマなので読みやすいですし、多くの人が読むべき一冊です。2020/04/16
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- 和書
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